山の学校 weblog

山の学校は小学生から大人を対象とした新しい学びの場です。子どもは大人のように真剣に、大人は子どものように童心に戻って学びの時を過ごします。

「クローディアの秘密」を読む(西洋の児童文学を読むA、2021/10/14)

福西です。 『クローディアの秘密』(カニグズバーグ、松永ふみ子訳、岩波少年文庫)を読んでいます。 小学生クラスの方です。 9章「クローディアの秘密」に入りました。いよいよ佳境です。 物語の書き手である、いわば劇の外のフラ […]

2021-11-19 メメント・モリ

山下です。 「死を忘れるな」を意味するラテン語です。 >>Memento mori. 文法の説明はリンク先に載せています。西洋古典に接すると、この言葉の意味するメッセージを随所で見聞きすることになります。 もちろん、我が […]

イタリア語の文法を、12回の授業で学ぶ。

この冬学期は、12回完結のかたちで「イタリア語入門」が開講となります。 短期間でひと通り文法を学ぶスタイルのため、開講・受講には下記の条件がございますが、またとない機会ですので、ある程度語学経験をお持ちで、イタリア語を学 […]

2021-11-18 徳孤ならず

山下です。 『論語』に「徳孤ならず。必ず隣あり」という言葉があります。 意味は読んで字のごとくですが、いわゆる「世間」と距離を置いた自分の信じる道が孤独に感じられるとき、思い出すとよいでしょう。 ラテン語には、「清廉潔白 […]

『リンゴ畑のマーティン・ピピン』を読む(西洋の児童文学を読むC、2021/10/14)(その2)

福西です。その1の続きです。 これまでの展開のまとめです。   1週目の土曜日  昼 ペパーの蹄の1つ目の交換。そのとき、ルビーを見つけ、鍛冶屋の若者に渡す。 若者と握手しようとするが、「とても汚れているんだ」 […]

中高生「冬期講習会2021」のお知らせ

今年度も、12月に「中高生冬期講習(12/21〜24の4日間)」を実施致します。 冬期講習にお申し込みの方は、前日12/20の「何でも勉強相談会」受講料が無料となります。 冬期講習での作戦を立てるためにも、是非ご参加下さ […]

『リンゴ畑のマーティン・ピピン』を読む(西洋の児童文学を読むC、2021/10/14)(その1)

福西です。 『リンゴ畑のマーティン・ピピン』(エリナー・ファージョン、石井桃子訳)を読んでいます。 第1話「王さまの納屋」の続きです。 鍛冶屋でペパーの蹄を四つとも見事に作り終えた王は、鍛冶屋の若者に別れを告げます。そし […]

2021-11-16 心を入れ替えよ(キケロー)

山下です。 キケローの「ピリッピカ」に、「心を入れ替えよ」という表現があります。 この言葉を含む前後の文章について、一字一句を解説しました。 >>「心を入れ替えよ」(キケロー『ピリッピカ』1.35より)