冬休みを経ての再開です。
冬期講習の国語でこのクラスで調べているテーマと関連する文献を読んだそうで（粋な計らいをありがとうございます）、そこから得た着想を披露してくれました。
それは「ライトノベルは非現実的だけれども現実的である」ということでした。これだけでは矛盾しているばかりで意味がわからないので詳しく聞くと、「ライトノベルは非現実的なものに現実を包んでいる」とのことでした。まだよくわからないのでさらに問うと、最終的には「ライトノベルは魔法や超能力といった特殊ルールが適用される非現実的な舞台を設定して、そこで学園などの現実的なドラマが繰り広げられる」というところに落ち着きました。これなら納得です。能と似ているかもしれません。
上記の着想を得たのは、村上春樹についての記述からだそうです。その文献によるとライトノベル作家の中には村上春樹を読んでいる人が多いとのことですが、彼自身の作風はライトノベルとは異なるような気がします。
やはり他の人が書いた文献を参考にすると着想が広がります。