福西です。
『クマのプーさん』(ミルン、石井桃子訳、岩波少年文庫)を読んでいます。
「5 コブタが、ゾゾに会うお話」を読み、要約をしました。
今回は、こわがりのコブタが主人公です。登場者それぞれが「ゾウ」に抱くイメージのズレがもとで、コブタがプーのことをプーとは知らずにあわてふためく、という内容です。
受講生のT君が「展開が新喜劇みたいだ」とコメントしてくれました。私も同じ感想を持ちました。
以下は受講生たちの要約です。
Kyosuke君
プーがゾゾをつかまえることを決心して、プーが「手伝ってくれる?」と聞くと、コブタは「うん」、といいました。それでどうつかまえるとなったとき、「落とし穴でつかまえよう」といいました。それで「穴には何をしかける」というと、プーが「どんぐり」、というまえにコブタが「ハチミツ」といい、それに決まりました。
プーは家へもどり、ハチミツを出しましたが、チーズかもしれないと思い、いちおうなめて確かめました。底までなめてしまったそれを持って、プーは落とし穴のところまで向かいました。ハチミツをしかけると、二人は家へ帰り、ねました。
まだ朝がこないうちに、プーはおなかがへり、ハチミツをわなに使ったことを思い出し、穴へ行きました。ハチミツを食べようとしたら、頭がつぼにはまってしまいました。それをコブタが見にきて、クリストファー・ロビンをよび、それで、つぼがわれ、出てきたのはプーでした。
Tomoya君
『ZO — ZO』
ある日、クリストファー・ロビンはゾウを見たよ、と言いたくて、「ゾゾ、見たよ」と言いました。プーたちはゾゾなんて知らないので、つかまえようとします。プーたちは落とし穴をほり、その中にハチミツを入れますが、その夜おなかのすいたプーはハチミツを取りもどしに行きます。しかし、つぼにはハチミツが少ししか残っていなかったので、頭をつっこみます。
いっぽうコブタはゾゾの様子を見に行きますが、穴の中に何かいるのを見てこわくなり、クリストファーに言いに行きます。クリストファーが見ると、つぼが割れ、中からプーが出てきます。コブタは自分はバカだと(こわがりを恥じるあまり)ショックでねてしまいました。