福西です。
『ポリーとはらぺこオオカミ』の第3話を読みました。
(この日も残念、Y君がお休みでした。来週会いましょう!)
今回は「ポリーずきん」という題名です。前回と同じパターンで、オオカミが童話(今回は『赤ずきん』)を読み、それを現代で実践して、しくじるという内容です。
オオカミがポリーに向かって「『おばあちゃんちは、森を通って~よ』みたいに言わないと、だめじゃないか!」と童話にある形式をダメ出しするところが笑い所です。
オオカミは、1回目は電車の改札口に阻まれ、2回目はポリーの家族の車に置いてきぼりにされます。
そして3回目は、おばあさんの家にたどり着きますが、先回りされたのはオオカミの方で、結局「あなたがポリーだとしたら、家の中に今いるのはオオカミだから、あなたが食べられると大変だわ、家には入れないでおきましょう」と、門前払いを食らいます。
Rちゃんは、こうした3回の繰り返しの筋をよく覚えていました。
ペロー版では赤ずきんは食べられておしまいですが、グリム版ではオオカミは石を詰められて退治されます。オオカミの読んだのはおそらく前者で、ポリーの知っているのは後者のようです。
ちょっと脱線しますが、『ポリーとはらぺこオオカミ』の作者キャサリン・ストーは、『マリアンヌの夢』という作品を書いています。現実世界で描いた絵が、夢の中の世界に反映される(それが諸手を挙げてのワクワクではなくて、次第におどろおどろしくなってくる)話です。河合隼雄が『子どもとファンタジー』で触れていますが、私も面白いと感じます。5~6年生になったら読めるでしょう。
後半は、漢字をしました。2年生で習う漢字をすべて、読みについておさらいしました。それから、ランダムに漢字をホワイトボードに書き出してもらいました。