福西です。
先週、T君が推理クイズで矛盾点を突く指摘をしてくれました。それで今回は「矛盾」という故事成語を紹介しました。
また、以前授業で読んだ「蝸牛角上の争い」で、「宇宙に果てはあるか否か」という質問が出てきたことを思い出してもらいました。その文中では梁の王様は「いや、ないと思う」と答えましたが、「みんなだったらどう?」と質問しました。
生徒たちは三人とも「あると思う」方に票を投じていました。
T君は宇宙の膨張説について、知っていることを話してくれました。
それから、『続子どもの詩が生まれた』(灰谷健次郎編、理論社)の中に納められている、「空のしゅうてん」という4年生の詩を読みました。
それを受けて、生徒たちにも詩を書いてもらいました。
二人は先生だけに見てほしいとのことだったので、あとの一人、Rちゃんのだけ紹介したいと思います。
「うちゅうには、はてはあるか?」 S.R.(2年生)
わたしは、うちゅうには、はては、あると思います。わけは、星はありますよね。ちきゅうは、たいようよりめちゃくちゃ小さいからはては、あると思います。
わたしは、まだまだ星は、ほしいです。それは、明りがあったら、なんでもできるからです。
自分のはてもほしいです。
最後の一行が、私はとりわけ素敵だと感じました。
後半は推理クイズをしました。次のような問題です。
ガラスびんの中に、めいいっぱい大きなフルーツの入った、『ボトルフルーツ』というものがある。さてこれは、びんをこわさずに(もちろん切ったり、穴をあけたり、ゆがめたり、溶かしたりせずに)、どうやってその中にフルーツを入れたのだろうか?
最初生徒たちは、ゆでたまごをスポンと入れることを連想していました。「種を瓶の中に入れて育てたのですか?」という質問がニアピンでした。そこからあとはパターで寄せていくような感じでした。修正案が次々と出されて、最後は、「果物がもとは木の一部分だった」ことがイメージされて、見事答にたどりつきました。
俳句も返却しました。とりわけY君が、自分のたくさん書いたものが返ってきたのを確認して、前より自信を持ってくれていました。