福西です。
この日は、ひねもす(紙パイプ)とホットボンドを駆使して、ボウガンを作りました。
ひねもすというと、きちんと穴を通して作らないといけないイメージがありますが、そのイメージを崩したところにブレイクスルーを求めました。「ひねもすでボウガンを作る」ではなくて、「ボウガンを作るためにひねもすの部材を利用する」と主客を入れ替えてみました。
また、ホットボンドは自由度が高いうえに冷えると補強材にもなります。ホットボンドは手のうちに入ると、創作の幅がまた広がります。これも楽しみの増える要素でした。
この日苦労したのは、モスパイプを巻くことと、矢を作ることでした。
弓は意外と簡単に作れました。
「ダンボールの的に刺さる」ことに、生徒たちは夢中になっていました。的を狙ってはまた作り直し、時間を忘れました。
一人20~30回は試射したのではないかと思います。まだまだ実験し足りない様子でした。
・矢が軽いと矢が上を向いてしまうこと
・ゴムをひっかけるところが必要なので矢は後ろが重くなりがち。それよりも矢の先を重くするにはどうしたらよいか
・距離を伸ばすと急に減速すること
・遠くに飛ばす工夫と、矢が姿勢を維持してまっすぐ刺さる工夫とは、それぞれ別の難しさがあること
・暴発しない工夫
など、多少理科の内容も含みながら考えることが色々あって、私も面白かったです。