浅野です。
リスニングは前回で一段落したので、今回はネイティブ用題材からイラスト付きのちょっとした英文を持ってきました。ここでの眼目は英語の感覚に親しむことです。全訳をきっちりするのではなく、前から大きく意味を取ることを要求しました。音読もしました。今回は初めてだったので大変だったとは思いますが、慣れると英語のリズムで読んで英語のままで意味をつかめるようになります。
Kさんは学校の定期テストのやり直しをしたのだけれど、自由英作文をどう判断したらよいかわからないと質問してくれました。非常によい心がけです。見せてもらうと正しい英文が書けてはいましたが、単に文を羅列したという印象を受けました。本人もその自覚があったようです。”because”や”for example”といったつなぎことばを入れると一気に読みやすくなります。そのことを伝えると早速実践してくれました。
Oさんは前回から引き続いて長文を読むことに挑戦しました。冒頭のウォーミングアップでは大まかな意味をつかむことを強調しましたが、精読することもこれに劣らず重要です。例えば、”They were her father’s flowers.”という文を何となく「彼女はお父さんに花をあげた」と受け取ってはいけません。精読すると「それらは彼女のお父さんの花だった」という意味にしかなりません。
Sさんの成長は目覚しいです。未来の表現に関して、和文英訳もほぼ完璧に書けていました。理解がしっかりとできているので、”will be”という見慣れない表現にもつまづきませんでした。その次には現在・過去・未来を全部混ぜたプリントを渡したので、次回にその出来を見るのが楽しみです。