ことば2~3年B(2015/5/13)

福西です。

この日は、新しい暗唱を始めました。

べんせいしゅくしゅく

よるかわをわたる

あかつきにみる

せんぺいの たいがをようするを

いこんなり

じゅうねん いっけんをみがき

りゅうせいこうてい

ちょうだをいっす

 

鞭聲肅肅 夜河を過る

曉に見る

千兵の大牙を擁するを

遺恨なり

十年一劍を磨き

流星光底長蛇を逸す

(──頼 山陽 『不識庵機山を撃つの図に題す』)

川中島の戦いで有名な、謙信と信玄の一騎討ち(の伝説)を題材にした、江戸時代の詩吟です。

このクラスは漢字が好きな生徒が多いので、目に入れて興味が出てくれたらうれしいです。

 

絵本は、『みどりのしっぽのねずみ』(レオ・レオ二作、谷川俊太郎訳、好学社)を読みました。

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副題は「かめんにとりつかれたねずみのはなし」。

平和な森に住むねずみたちが、町ねずみに仮面のお祭の話を聞き、さっそく自分たちでもそれをまねてみます。夜の仮装祭を楽しむ森のねずみたち。しかし仮面をつけているうちに、だんだん自分がもとのねずみであることを忘れてしまいます。

そして仮面をつけていない、ただのねずみのことが「今まで見たこともない大きくておそろしい」生き物に見えてしまい、逃げ回ります。そして仮面を取ってみると、また元に戻ったというお話です。

どこが怖いと思ったかを生徒たちにたずねると、それぞれに違うページを教えてもらいました。また、どの仮面が不気味だったか、など。

最初と最後は同じ絵なのですが、ただ一点だけ「しっぽがみどりや!」という違いを、Ryohei君が指摘してくれました。

 

残りの時間は、漢字の調べ学習をしました。それぞれに好きな漢字を書いてもらいました。