高木です。
このクラスは、昨年は亮馬先生のクラスで作文(創作)をされていたRちゃん(新五年)、Jちゃん(新三年)、Kちゃん(新三年)、Aちゃん(新五年)と、私のことば2年生のクラスに来られていたY君(新三年)を合わせた、計五名のクラスです。
初回なので、自己紹介をしてもらいました。
驚いたのは、みんなにはきちんと、自分の好きな本や物語があるということです。
Rちゃんは、妖精が出てきたり不思議なことが起るようなファンタジーが好きなのだそうです。昨年、亮馬先生がブログでかかれていたRちゃんの創った物語のことを思い出しました。
Jちゃんは、『世界の歴史』という本が好きなのだそうで、歴史上の人物についてとても詳しいです。ジャンヌ・ダルクやナイチンゲール、ベートーヴェンなどなど、彼らが何歳まで生きて、そしてどのようにして生涯を終えたのか、語って披露してくれました。
Y君の好きな本は、『ズッコケ三人組』シリーズなのだそうです。ハチベエ、ハカセ、モーちゃんが繰り広げる楽しい物語は、私も小学生の頃に読んだことがあります。好きな本はいっぱいある、と言って、Y君はほかにもたくさんの本の名前を挙げてくれました。
Aちゃんの好きな本は、いろいろな「図鑑」なのだそうです。なかでも世界の国々を紹介する図鑑が好きで、実際にハワイやフランスにも行ったことがあるのだそうです。
Kちゃんは、「自分でも書いてみたい本が好き」とおっしゃっていました。”好きな本は書きたくなるような本”という彼女の言葉は、完全に書き手の側の発想からくるものだと感心しました。
自己紹介のあとは、さっそく作文(創作)にとりかかりました。みんな思い思いのテーマをすでに持っていて、とても集中して書いておられました。カリカリという鉛筆の音だけがする教室で、残り時間の少なさがうらめしく思われました。
>カリカリという鉛筆の音だけがする教室で、残り時間の少なさがうらめしく思われました。
生徒たちも同じ思いだったのではないでしょうか。みんな昨日まで友だち同士であったような和やかな空気の中で、集中して創作に取り組めたことは大きな第一歩だったように思います。