3/5 かず3・4B

こんにちは、上尾です。

「かず3・4B」のクラスはこの日が最終回でした。
今回はいままでやってきた掛け算問題のファイナルバージョンを
課題として出しました。

通産にして10問目の掛け算パズルとなります。
今回の問題では、100や1000といった掛け算・割り算も
登場し、難易度はこれまでのうちでも最もハイレベルとなっています。
しかし子供達はもうずいぶんとなれたもので、「かんたーん」と
言いながらどんどんと解いてしまいました。
このクラスの子供達は、特に集中力がすごく、一回、問題を解き始めると
ゴールまで一直線に、わき目もふらずに解き続けることができます。
今回の難問にも、だいたい平均して30分くらい、ほとんど黙って
解き続け、パズルを完成させてしまいました。

その後は、指を使った足し算ゲームを行いました。
私も参加したのですが、1勝2敗の結果でした。
優勝者は二人で、二人とも2勝1敗の成績でした。

さて、こうして今年度の授業も終わったわけですが、
振り返って改めて思うのは、やはり「遊び」と「勉強」を
どのように上手に配合すべきかという問題の難しさです。
大人としては、一時間黙ってドリルをやり続ける子供達の
姿を見れば、「勉強」しているさまを確認できて安心できますが、
子供達は、やはり、この強制労働に対しては明に暗に抵抗します。
結果として、その時間がまったく生産的でなくなるということもあります。
一方で「遊び」の要素を盛り込みすぎると、勉強のうちにある
本来の楽しさまでも取り逃してしまう危険性があります。
その点、このクラスは、課題に取り組むときは力いっぱい集中して、
楽しむときは、頭をめいいっぱい回転させつつ、ゲームなどに
参加するというメリハリを、実によくつけることができていました。
こうした美点を利用しつつ、こちらもまたさらに生産的な課題を
用意していきたいものだというのが、私の今年度のこのクラスの感想です。
いずれにせよ、子供達は今後ますます色々な経験を積んで、
知性も心も大きく伸びていってくれることと信じています。