0708 山の学校ゼミ(調査研究)

これまでに政治への関心という話が出てきたので、古市憲寿『絶望の国の幸福な若者たち』をどう思うか聞いてみました。

 

その本の主張を一言で表現すると、現代の日本の若者は現状に満足しているというものです。友人宅でのホームパーティーなどを楽しみ、大きな政治にはあまり関心を持たない若者たちが描かれていたような記憶があります(けっこう前に読んだので不確かです)。現状分析としてはおそらくそうだろうが、それではよくないといった話をしました。

 

おそらく「成長」をどう捉えるのかということとも関わっています。古市さんの話では、若者は先行世代のストックを消費しつつそれなりに楽しく暮らしているということになります。つまり成長を求めないということですね。成長をどのように描くかということは小説や漫画の大きなテーマです。