このクラスではこれまでにライトノベルそのものを取り上げて何度か発表をしてきました。これからは視野を広げて社会科学的に論じる方向にしようと相談しました。
これはある種必然的な流れのようにも感じます。というのも数十年前なら大きな事件が起こったときなどに文学者や文芸評論家がコメントを発していたのが、最近では社会学者などが目立つようになってきているからです。
時事的に、集団的自衛権の政府解釈変更やヤジ問題などが取り上げられていますが、ここにも文学や社会科学に通じるテーマがたくさんあります。戦争は大きなテーマですし、年長者が政治的に決定したことの影響を若い世代が受けるという世代の問題だとも言えますし、ヤジのほうはジェンダーが大きく関わっています。
もう少し具体的にどのような方向に進むか考えていきたいです。