ことば5~6年

 福西です。
 秋学期が始まった最初の授業に、6年生のH君が夏休みの間に書いた俳句を持ってきてくれました。

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(筆ペンの直筆による迫力にまず驚かされます)

 7月24日の「はじまった まちにまった 夏休み」から始まり、8月25日の「あしたから 学校はじまる いやだなあ」までの33日間、毎日欠かさずに書き続けてくれました。
 コンスタントに続けることは、なかなか難しいことです。誰でも最初のうちこそは1日に3つも4つも俳句が思い浮かんでがんばって書くのですが、次の日になると力尽きてゼロ、それを取り戻そうとしてまた二つ、三つ…(しかしいつの間にかゼロの日が…)と不規則になりがちです。
 そこをH君は一日一つと決めてしたことが功を奏し、全体から抑制のきいた印象を受けるのだと思います。

 その中で、私が個人的にユニークだと感じた俳句をいくつか抜粋して紹介します。(自薦ではまた違う俳句を挙げてくれるものと思います)

宿題を せっせせっせと がんばろう
部屋きたな やる気が0で する気ない
目がねやだ ゲームをすべて 禁止する
のんびりと ごろごろしてると 元気でる

 休みだからこその勉強との葛藤がほほえましいですね(^^) 最後の俳句がまた夏休みらしいです。

プールでね まきぞいくらい おこられる
とびこみだ ひなちゃんとんだ! こうとばづ
弟と 楽しくボール 投げ合いだ
ちゃこの家 笑いすぎて 死にそうだ

 夏休みは家族とのふれあいが増す時期でもありますね。最後の俳句は多分おばあちゃんかご親戚の家だろうと思います。幸福に包まれた様子が伝わってきます。

空手でね つかれてすぐに 昼ねする
大好きな 戦国武将 おもしろい
つかれたよ ロボット工作 サイコウだ!!!

 H君の興味が今、色々なものに向かっていることを感じさせます。

 また作ってください。