山の学校 weblog

山の学校は小学生から大人を対象とした新しい学びの場です。子どもは大人のように真剣に、大人は子どものように童心に戻って学びの時を過ごします。

「雑談」の記事一覧

2022-02-22 Disce gaudere(楽しむことを学べ)――「好き」と「得意」の思い出作りに向けて

山下です。 過去の巻頭文を読み返しました。 「幼稚園時代と異なり、小学校に上がると数字による「評価」がついてまわる。しかし、チャレンジし続ける子どもにとって、「評価」はいつも脱ぎ捨てた過去であり抜け殻である。子どもは大人 […]

2022-02-21 和して同ぜず――読書力を身につけるために

山下です。 過去の巻頭文を読み返しました。 「幼稚園から小学校に上がると、子どもたちは無意識のうちに「同じもの」を目指すように促されます。「同じもの」とは文科省の定めた「正解」であり、国語の勉強を見ても「答えは一つ」とい […]

2022-02-20 そうだ、ラテン語やろう!

山下です。 過去の巻頭文を読み返しました。 「私はこのたび縁あってラテン語の作品(キケローの「スキーピオーの夢」)の注釈書を書きました 。専門書ではなく、初学者向けの独習書です。「ラテン語講習会」の教材を元にしたもので、 […]

2022-02-19 温故知新と西洋古典

山下です。 過去の巻頭文を読み返しました。 「「古今東西」という言葉があるが、「東の今」を生きる日本人にとって、一番距離の遠いのが西洋の古典(クラシックス)である。ここで言うクラシックスは音楽のクラシック(西洋古典音楽) […]

2022-02-17 AI時代と子どもたち

山下です。 過去の巻頭文を読み返しました。 「技術の進歩に伴い、「AI時代」や「人生百年時代」といった言葉が耳目を集めるようになった。子どもたちは何か新しいことに挑戦し、新時代の競争に勝てるよう今から準備を開始すべきだろ […]

2022-02-16 読解力を高めるために

山下です。 過去の巻頭文を読み返しました。 「中高生の読解力低下が深刻な問題として報道されるようになりました。科目を問わず教科書の日本文の理解がおぼつかなくなっているとのこと。このことを裏付ける様々な報告やデータの類に目 […]

2022-02-15 真似ること

山下です。 過去の巻頭文を読み返しました。 「子どもは模倣や真似が大好きです。模倣は尊敬の別名であり、子どもたちは何かに憧れ、何かを尊敬したくてたまりません。それは人間として本来備わっている「真・善・美」を追求する欲求に […]

2022-02-13 読み聞かせの勧め

山下です。 幼稚園の保護者向けに書いた一文です。 >>読み聞かせの勧め 小学校以上の家庭学習における親子関係のヒントにもなると思います。 キーワードは「腹八分目」。グライダーの助走に上手につきあうのが親の役目でしょう。

2022-02-11 はかなきは人の世の営み

山下です。 ウェルギリウスの『アエネーイス』に「はかなきは人の世の営み」というフレーズがあります。 原文は、sunt lacrimae rerum et mentem mortalia tangunt.(aen.1.46 […]