2022-02-22 Disce gaudere(楽しむことを学べ)――「好き」と「得意」の思い出作りに向けて

山下です。

過去の巻頭文を読み返しました。

「幼稚園時代と異なり、小学校に上がると数字による「評価」がついてまわる。しかし、チャレンジし続ける子どもにとって、「評価」はいつも脱ぎ捨てた過去であり抜け殻である。子どもは大人と異なり、一日で「苦手」を「得意」に変える力をもつ。乗れなかった自転車もたった一日で乗れるように。

大人は子どもの(教科の)欠点を見て見ぬふりは出来ないため、それを克服するよう促すが、いわば抜け殻を拾い上げて小言を言うようなものだ。そこに親心があるとも言えるが、課題の克服は本人の自覚を待つよりほかにない。大人が子どもの学習に口をはさむほど、子どもはやがて「言われたこと」しかしなくなる。つまりチャレンジする心を忘れていく。これほどもったいないことはない。」

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