高校英語

百木です。
12月6日(月)のご報告です。

Nくんは先週に後期の中間テストを終えたそうです。
「出来はどうやった?」と聞くと「まぁまぁ、大体目標にしていた位はできたと思います」とのことでした。本人なりにある程度手ごたえを掴んでいたようだったので安心しました。実際テストが返却されたときにどのくらいの点数なのかは分かりませんが、着実に自分の英語力が高まっている感触は持ってもらえているようです。少なくとも前回、前々回のテストよりはできるようになった、と感じてもらえているようなので。二人で立てた目標の点数に届いているかどうか、来週の結果報告が楽しみです。

授業では分詞構文の復習をしました。分詞構文は完了形や関係代名詞と並んで、高校生がつまづきやすい文法のハードルのひとつだと思います。
分詞構文はおおよそ以下の6つの用法があります((d)譲歩:although〔though〕の意味や(e)結果:andの用法を省略して載せていない教科書もあります)。

(a)時:when、while、afterなどの意味

Seeing (=When I saw) the pictures, I remembered my childhood during the war.
 (その写真を見て、私は戦時中の少年時代を思い出した)

(b)原因・理由:as、because、sinceなどの意味

Being (=As I was) Tired, I went to bed early.
 (疲れていたので、私は早めに床についた)

(c)条件:ifの意味

Turning (=If you turn) to the left there, you will find the factory. (そこを左に曲がれば工場は見つかります)

(d)譲歩:although〔though〕の意味

Accepting (=Although I accept) what you say, I still think you are in the wrong.
 (君の言い分を認めるとしても、やはり君は間違っていると思う)

(e)結果:andの意味

The storm hit the granary, causing (=and it caused) great damage.
 (暴風雨は穀倉地帯を襲い、多大な損害を与えた)

(f)付帯状況

Smiling brightly, he extended his hand to me.
 (明るくほほえみながら、彼は私に手を差しのべた)

分詞構文は様々な場面で出てくるものの、上記の6つの用法を覚えていればしっかり対応することができます。文脈からして、6つの用法のうちのどれが当てはまるか、順番に考えていけばいいわけです。特に頻出なのは、(a)時・(b)理由・(f)付帯状況の三つでしょうか。Nくんにも文法の問題集を使って、上記の6つの用法のいずれかを考える問題をいくつか解いてもらいました。多くの例文に触れることで分詞構文のパターンをつかんでもらいたいと考えています。