しぜんD1(2022-02-04)地面の中のひみつ基地

しぜんD1(2022-02-04)の記録。

いつもより少ない人数でしたが、元気に森を散策しました。

森へ出かける前に、「しぜんの中で、何か気になる面白いものを、10こ見つけられるか?」というゲームをみんなでしました。

う〜ん、見つからないなぁ・・・と言っている生徒さんに、「例えばほら、これ見て!」と、ふわふわの木蓮の芽や、木の幹に出来た迷路みたいなもの(実際は、モジゴケと呼ばれる地衣類の仲間)を指し示しながら、ちょこっと要領を示すと、ジャングルジムの天辺から、「あ、花が咲いている」とAちゃんがビワの木にできた小さい白い花に気づいたり、R君が園庭の地面が濡れた跡をみつけて「あそこだけ色がちがう!」と気づいたりしました。後者はおそらく水を撒いた跡でしたが、現代アートのように不思議な形をしていて面白く、ジャングルジムの上から見て初めて気づいたことなので、そのように、うんと遠ざかったり、或いは逆に近づいたり、視点を変えると発見があることを伝えました。

森の中を歩きながらも、「あれ面白い」「これいいね」「もう10こ、あっという間に見つかっちゃったね!」などと言葉を交わしました。

そう言えば、このクラスには「(ひみつ)基地」がないから、どこかいい場所がないかなぁ、とR君がつぶやき、眺めのよい場所から少し脇の斜面を下って探検することにしました。

少し進んだ先に面白い場所があり、みんなはここを気に入りました。

台風で倒れた木の根っこが壁となり、斜面との間に挟まれたくぼみのような場所です。根っこがいくつか斜面との間につぴんと直線を成していて、大きく傾いてもこの木が大地とつながろうと頑張っていることが分かりました。斜面側の土をむき出しになっていた根っこにお布団のようにかけながら、その場所を整えていきました。

様々な発見がありました。この場所とともに、今回欠席していたみんなに伝えたいです。

(しぜん担当 梁川)