0417 調査研究入門

この春から調査研究入門のクラスが再開しました。

 

 

以前のクラスで一度自分で調べてまとめるところまで経験したので、もうだいたいの感覚はつかんでもらている様子でした。

 

今回は「小説」ということそのものを取り上げたいということになりました。推理小説、歴史小説といったように、○○小説と呼ばれるものはたくさんありそうなので、その分類をするだけでも楽しそうです。

 

まず私のほうから「小説とは何か」、「小説はいつの時代にもあるのか」、「小説のおもしろさはどこにあるのか」、「ストーリー、登場人物、文体のどれが重要か」といった質問をしました。調べる前の感触や動機を明らかにしておこうという意図です。

 

その上で広辞苑と百科事典を参照しました。今時の新しい電子辞書には百科事典まで収録されているようです。それらを読んでいくと「小説」という語は坪内逍遥がnovelの翻訳語として『小説神髄』を通して世に知らしめたらしいこと、novelに関しては騎士道物語や悪者小説が由来となっていることなどがわかりました。

 

今では当たり前のものとして受け止められている「小説」を調べてみると意外な発見がありそうな予感がします。