浅野です。
調査研究の発表日を迎えました。直前には最後の授業として表現や誤字などのチェックをしました。
最終チェックは発表会で言いたいことを伝えられるようにという意図で行いました。開始時間が近くなり、参加者が集まって来る中で原稿を印刷するという、よくある楽しい光景になりました。
今回は初めて一般公開して、実際に参加してくれた方もいました。真っ当な質問や建設的な意見が出され、終了後にも活発に話が盛り上がりました。理想的な学会みたいな様子でした。
発表内容の大筋は予想以上にすんなりと受け入れてもらえました。今回は参考文献もきちんと最後にリストアップしていたことがよかったのかもしれません。
むしろ発表内容を前提として、村上春樹の他の作品はどうか、外国文学の比較はどうか、安部公房や西尾維新はどう位置づけられるのかといった質問が多数出されました。また、最後にまとめという項目を作ったほうがよいという実践的な助言もいただきました。
うまく言葉にできませんが、奇跡的な場を設定できた感じがします。
大学でもなかなか実のある取り組みが減少している中、高校生でこのような経験が出来たことは大きな意味がありますね。
私は年度末のミーティングが重なり参加できなかったことが残念ですが、浅野先生のお言葉の端々からその日の熱気が感じられ、よかったと思いました。