福西です。この日は「空気砲」を作ってみました。
ずっと前から一度は(実は私が一番^^;)作ってみたいと思っていて、ようやくそれがかないました。
作り方はこちらの動画を参考にしました。(>『実験レシピ 空気ほうを作ろう!』)
(注:この煙ですが、舞台効果に使われているものです。ご安心ください)
空気砲の工夫としては、以下のことが考えられました。
・発射口の径を変えるとどうなるか?
→小さい方がよさそうに思いますが、輪ができるには、大きい方がいいようです。
・発射口にノズルをつけるとどうなるか?
→これはあまりうまくいきませんでした。ノズル内で逆に勢いがそがれてしまうようです。
・蓋をかぶせ式から、スライド式にできないか?
→割り箸でYi君がレールを作っていたのがすごいなと思いました。ただしすき間を埋めるのが技術的に困難でした。
・箱を持ちやすくできないか?
→生徒たちは、箱をひもでつるして首にかけたり、取っ手を作ることを考えていました。(持ちやすい→たたきやすい→空気が多く出る、という関係があり、これが結構重要でした)
・煙の入れ方を、先込め式ではなくて、後込め式に改良できないか?
→この問題には私自身が興味があって、試作してみました。その結果、後ろにも穴をあけた分、余計なすき間ができる割に、あまりメリットがないと感じました。(なにより空気圧が減ります)
生徒たちにとって、一番切実な問題となったのは、「箱のたたき方」(空気の出し方)でした。
箱は両手で抱えるほどの大きさがあります。それを手以外の場所で支えながら(でないと手が使えない)、うまく両手でたたかなければなりません。両手で同時に「ボン!」とたたけると、それだけ勢いよく空気が出ていきます。けれども片手ではそれがうまくいきません。
このたたき方を改善するには、「安定した台」が必要だということがやっているうちに分かってきました。
今回は机の上に乗せていますが、発展として、カメラの三脚のような台を工作するのは面白いと思います。もし2号機を作りたい人は、ぜひ挑戦してみてください。
また、もしお家でもっと遊びたい人は、煙は蚊取り線香やドライアイスでも代用できます。
(ただし煙は思ったほど出ないかもしれません。もしフォグ・マシーンを必要な方はご相談ください)
今学期の「つくるA」(1~2年)クラスは、これでおしまいです。
来年度は、クラス名が「つくる2~3年」となり、月曜日の同時間帯にしています。
初回は4月13日(月)16:30~18:00です。