新高1生の参加だったので、中学の範囲を総復習しました。
日本語から英語にする練習はいつも英語特講でしているだろうという考えのもと、今回の春期講習会では英語から日本語にする練習をしました。例えば次のような文です。
We want you to join our tennis club. You don’t have to worry. We’ll teach you how to play.
want to doとwant 人 to doの区別、don’t have toの訳し方(must notとは異なる)、We’llが何の短縮形であるか、how to doの訳し方などが見所です。それらを全部含めて直訳すると「私たちはあなたに私たちのテニスクラブに参加してもらいたい。あなたは心配する必要はない。私たちはプレーの仕方をあなたに教えるでしょう。」となります。
このクラスの受講生はその直訳レベルに甘んじず、積極的にきれいな日本語を追求して、およそ次のように訳してくれました。「私たちはあなたにテニス部に入ってもらいたい。心配しなくていいよ。やり方を教えてあげる(から)。」というようにです。闇雲に意訳するのはよくないことですが、このように直訳を踏まえた上で自然な日本語を目指すのは素晴らしいことです。becauseがないけれども「から」と付けたほうが自然かなといったやりとりをしながら訳し進めました。こういう対話ができるのが少人数クラスのありがたいところです。
浅野先生、こんにちは。O君の訳いいですね。いつも日本語から英語ばかり指導しているので、彼にそんな意訳のセンスがあるのを見逃していました。