『西洋の児童文学を読む』A

『西洋の児童文学を読む』A

 木曜 18:40~20:00 講師:狩野仁

<2025年度>

「西洋の児童文学を読むA」クラスを担当しております。狩野仁(かのうじん)です。本クラスでは、1冊の西洋の小説を受講生の皆さんと輪読していきます。

このクラスの1番の特質は、1冊の小説を、じっくり時間をかけて読むことができることです。小説を声に出して読んでいくと、自分の知らない言葉や表現などとたくさん出会います。その言葉たちと出会う度に1歩立ち止まって、主に辞書を使ってひとつずつ調べていきます。ひとつの作品を精読していき、言葉とどんどん出会っていきましょう。

また1章を読み終わるごとに、その章の要約をみんなでしていきます。物語を読み込んで理解する力だけではなく、自分の言葉で文章をまとめる力、他者に内容を説明する力も身につけていきます。

『モモ』を読了した後、次の小説はコナンドイル『緋色の研究』を予定しています。シャーロックホームズシリーズの第一弾。ミステリ作品の金字塔です。少し難しい表現などもあると思いますが、ゆっくり読んでいきたいと思います。

<2023年度秋学期から>

『モモ』(エンデ、大島かおり訳、岩波文庫)

時間とは? 人生とは? 言うまでもなく、読めば読むほど味わい深い作品です。はじめての方も、読んだことのある方も、ぜひ一緒に紐解きましょう!

クラスの様子は、こちら>>ブログ「西洋の児童文学を読む」カテゴリー

読了したテキスト:
『王への手紙』(トンケ・ドラフト、西村由美訳、岩波少年文庫)
『クローディアの秘密』(カニグズバーグ、松永ふみ子訳、岩波少年文庫)
『小公女』(バーネット、高楼方子訳、福音館書店)
『はてしない物語』(ミヒャエル・エンデ、上田真而子ら訳、岩波書店)