福西です。
「読める、けど書けない……」
そんな漢字、よくありますよね。でも、書けたら、その字は90%以上読めます。
インプットとアウトプットの関係も、漢字の読み書きと同じです。
インプットは、頭の中に入れること。
アウトプットは、頭の外に出すこと。
頭の外に出せることは、頭の中にも90%以上入っている証拠です。
テストをすれば、90点台が取れるわけです。
そんなわけで、以前、勉強のアウトプットの例として、テスト前には自分で予想問題を作ることを提案しました。
ところで、学生時代にはさほど必要なかったのに、実社会に出てからやたらと使う力に、「文章作成力」があります。
メールにはじまり、情報の伝達、企画書、反省文……。これでもかというぐらいです。文字で何かを伝えない日は、一日だってありません。
裏を返せば、この力をうまく発揮できれば、仕事だってよくできるわけです。
では、いつ、そういう力が育つのでしょうか。
それは、上で述べたように、アウトプットしたとき(誰かに向かって書いたとき)です。
そのアウトプットを、できることなら学生時代から修行しておきましょう(一生無駄にはなりません)、というわけで、表題の「アウトプットのススメ」です。
山の学校では、中学・高校生のために、たとえば『歴史』や、『モモを読む』、『赤毛のアンを読む』のクラスがあります。
『歴史』クラスの吉川先生の文章を、ぜひお読みになってください。
吉川先生も「インプット+アウトプット型」の学びをすすめています。受講生は、私から見ても(立場を関係なしに)、純粋に幸せだなと感じます。
また、『モモを読む』『赤毛のアンを読む』クラスでは、要約を課しています。これもアウトプットの一形式です。読んだ内容を深く理解することができます。
これらのクラスは、もし私が中学・高校生の親だったなら(自分が中学・高校生に戻れたら)、ぜひ参加させたい(したい)クラスです。
楽しみながらの、また励まされながらの、読むこと(インプット)と書くこと(アウトプット)の反復練習。
これ以上に必要なことは何もない、とさえ言えます。
また、書くことに関しては、「いつの間にかできるようになった」という偶然があまり期待できません。
漢字の書き取りもそうですよね。練習した分だけ伸び、練習しなければ止まってしまいます。
というわけで……。
まとめ
中学・高校生は、読むことと書くことの一体となった、『歴史』や『モモを読む』『赤毛のアンを読む』クラスを、ぜひ!