山の学校の学びをめぐって──古典をめぐる随想── 更新日:2012年9月10日 公開日:2010年7月2日 巻頭文 山下太郎 日ごろ園児たち(年長児)に俳句を教えていて実感することは、子どもは古典が好きだということである。二週間に一句のペースで芭蕉や蕪村、一茶の俳句を紹介し、全員で復唱する。正座し、黙想するところから俳句の時間は始まる […] 続きを読む
文学部で学んだこと――100年先の世界のために―― 更新日:2021年3月17日 公開日:2010年7月2日 山びこ通信巻頭文 山下太郎 私は英文科四回生の秋、思い切って西洋古典文学に専攻を変える決意をした。岡道男先生(当時の主任教授)のおられた研究室は、今はなき煉瓦造りの旧館二階にあった。専攻変更のお願いをするため、おそるおそる先生の部屋の扉を […] 続きを読む
新たなる挑戦――山の学校6周年目を迎えるにあたって―― 更新日:2021年3月17日 公開日:2010年7月2日 山びこ通信巻頭文 山下太郎 今の教育はどこかおかしいのではなく、もはや狂っていると言った方がよいのではないか(私たちが目を覚ますという意味で)。学ぶ者(本来教える者も学ぶ者のはずだが)は、真の学びの喜びを味わうことなく、試験のため、受験の […] 続きを読む
「勉強が出来る」ということ――行いて余力あらば即ちもって文を学ぶ―― 更新日:2021年3月17日 公開日:2010年7月2日 山びこ通信巻頭文 山下太郎 日本では「勉強が出来る子」と言えば、試験で成績の良い生徒のことを意味するが、同じ言葉を世界の中で用いれば、それは「学校に通って勉強できる恵まれた環境にいる子ども」を意味する。世界広しといえども、日本ほど長時間「 […] 続きを読む