浅野です。
相変わらず英検の問題集をして、その中の重要単語・熟語を覚えるという地味な作業をしています。継続は力なりと言いますが、見たことのない語はほとんどなくなり、見たことはあるけれど忘れてしまったという段階まではきました。そのような手応えは感じてくれているようです。
大学では授業の一環でTOEICの問題を解いたりするそうですが、その点数も80点ほど上がったとうれしそうに報告してくれました。この2ヶ月で徹底的に語彙の増強に取り組んだことがひとまず形になったとすれば幸いです。
この日にはもう一つ大学での出来事を報告してくれました。ある小説の話で、父が息子と街で待ち合わせをし、息子が約束の時間に遅れてうその言い訳をするも、父はそれがうそだとわかっていたという場面で、父は”Sadness passed through me.”と言い、息子は”Guilt ran through me.”と言います。日本語では訳し分けるのが困難な、”pass through”と”run through”との対比といった英語独特の表現に興味があると語ってくれました。その違いについてレポートを書いたそうで、その内容を少し教えてくれました。簡単に言うと、”pass through”よりも”run through”のほうが強いということだそうです。私はその小説を読んだことがなかったのですが、それでもなるほどと思わされるような説明をしてくれました。
こうした自分の興味と、実用的な英語力とがうまく噛み合っていることがとてもうれしく感じました。
>"pass through"と"run through"との対比
翻訳を読むすばらしさは十分認めた上で、それでもやはり原文を読む理由はこういう細部の発見にある、ということになりますね。得てしてそういうものを日本語に直すとき、大きな困難がたちはだかるのですが。
語彙について、大学に入ったから終わり、ではなく(当然ですが)、ますますパワーアップしていくように導いてくださっているようでありがたく感じています。語彙は多くて困ることはありませんからね。
次のようなサイトがあり、力試しにトライするとおもしろいかもしれません。
http://www.tangoriki.com/
私自身、今Fujita 先生のウェブプログラミングを受講しているのですが、いつかこういうサイトを作りたいと願っております(夢)。