かいがA 2013.5.28

春学期3回目の記録。雨天のため、室内制作。

今日は、色鉛筆を用いた課題の締めくくりとして、各々が自由な実験に取り組みました。
ひとつのアクセントとして取り入れた、竹串、割り箸などを使ったスクラッチ画法。

Mちゃんは、色を塗ったあと、上から竹串でひたすらこすると、紙の表面が削れて色がうすくなると同時にふわふわになることを発見し、黙々と試していました。予想だにしていなかった発見に、こちらも嬉しくなりました。
また、画用紙一面を、流れのあるタッチで埋め尽くした、緑と黄色の抽象的な絵を作成してくれました。

また、T君、Y君は、小雨の降る中、石段で拾ってきた葉や花びら、大小のカタツムリ、私が飼育していたゾウムシなどを観察しながら描きました。
歩き回るゾウムシ。顔を出してくれないカタツムリ。顔を出したら出したで、今度は画用紙の方まで這ってきたりします。つまんで方向を変えたり、手にとって眺めたり、動き回る虫たちを捉えるために、苦労していた二人でしたが、そのように手触りで感じながら、モチーフと向き合った時間に意味があります。

また、T君は、こちらで用意した割り箸や竹串は用いることなく、あくまで石を使うと言います。たまたま見つけた角のある石で、ひたすらに画用紙を傷つけて、上から色をのせたりと、思いつくことをとにかく試していました。

今回、みんなが何気なく試し、自ら発見した方法は、全て歴とした表現技法に繋がっています。
色々なものに、堅い、柔らかい、つるつる、ざらざらなどの、手触りの感じがあるのと同様、絵画にも「絵肌(えはだ)」という考え方があります。そのことを示唆して、今回の課題は終わりました。

また別の機会に、異なった画材を用いて「絵肌」を考える面白さを体験してもらえればと思っています。(Kentetsu)