百木です。久しぶりにブログを書きます。
前回の将棋道場は参加者が少なめで7名ほどでしたが、そのぶんひとりひとりの将棋を見て回ることができました。
前回調子が良かったのはYaくんです。Yaくんはやや控えめな性格でこれまでJuくんの後ろに隠れている印象がありましたが、ここにきてぐっと実力を伸ばしてきたように見えました。4連勝で6級へ昇格。素直な性格なのでこちらがアドバイスするときちんとそれを取り入れてくれます。自分なりに考えながら一生懸命に指している様子も伝わってきます。負けることを恐れず、どんどん強い相手とも勝負するようになれば、もっと強くなるのではないでしょうか。期待しています。
KaくんやYuくんは中務先生に二枚落ちで勝負を挑んでいましたが、残念ながら負けてしまいました。ふたりとも途中まではいい形で指していたのですが、中盤から後半にかけて大差がついてしまったようです。大人に勝つ壁は厚いですね。これに懲りず、どんどん挑戦していってほしいと思います。
将棋解説では矢倉囲いの説明をしました。矢倉囲いはプロ棋士の対戦では最もよく使われている囲いで、組むまでに時間がかかるので最初は覚えるのが大変なのですが、いちど組み上がると非常に固くてバランスの良い囲いなので、ぜひ子どもたちにも覚えてほしいところです。前回は基本的な囲いの完成までを解説しました。次回は中盤の戦いが始まる以降のところを解説してみようかと考えています。
矢倉囲い(金矢倉)
前回の将棋道場は春らしくとても良い天気の日でした。心地良い日差しが差し込むなかで真剣勝負が繰り広げられていました。