しぜんA 2013.5.7

しぜんAクラス、春学期2回目の記録。
sDSCF5317

「初めての発表会」

新1年生3人を迎えたBクラスでの、初めての発表会。
5月連休が明けて、皆さん、どのような発見を携えて来てくれたでしょうか。

トップバッターは、5年生のH君。

「天体望遠鏡で星を観察しているとき、ものすごく明るい星があったので、気になって星座表で調べてみると、それは、『アークトゥールス』という星だと分かった。自分から光を出すタイプの恒星で、ゆらゆらせず、静かに安定して光っていた。

その星は、『うしかい座』という星座の星で、大きくて、比べるなら太陽<シリウス<ポルックス<アークトゥールスの順で大きいよ。

空気がきれいなときは、星がよく見えて、土星も見えたよ。小さいけれど、輪っかまで見えた。」

上記を彼は、紙も何も見ず、口頭ですらすらと語ってくれたのです。途中で少し難しい言葉も出てきたので、ときおり私も解説を挟みましたが、低学年のみんなは感心したように、静かに聞いてくれました。
今は、惑星の絵も描いているそうなので、次回の発表が楽しみです。

続いて、1年生の「しぜん日記」の発表。

「うちのごみばこに、はちがすをつくっています。くもみたいです。はちのすは、へやが4つあって、じょおうばちがいつもまもっています。へやにひとつずつたまごがあります。」簡潔かつ、様子がよく伝わるR君の文。実際に持ってきてくれた小さな蜂の巣も、皆で観察しました。
「ありの大きさを測ってみると5ミリでした。しょっかくは1ミリでした。ちゅーりっぷは、いちばん大きいのは49センチでした。いちばん小さいのは、28センチでした。(R)」実際に物差しで測ってみるという発想が面白いですね。数字が、実物の想像を助けてくれます。

今度はK君の発表。どれにしようかな・・・と、紙を何枚も取り出しています。ここでは二つを紹介します。
「えんどうまめのようなたねをみつけた。たねかどうかもわからないけど、あずきみたいなものが、ちゃいろのようなかわにはいっていた。」
「こいみどりのくろーばーをみつけた。そのちかくにうすいみどりのくろーばーもあった。うちのまえでみつけた。(それぞれの写真付き)」

身近なところに「なんでだろう」と気になる発見をし、それらをありのままに記してくれました。「たねかどうかもわからないけど」という言い回しは、彼らしい探求心の表れだと思いました。

最後にAちゃん。記録はしなかったので、クラス中に書いて教えてくれました。何でも、海で「うずらのたまご」を見たというのです。「たぶん、そうじゃないかと思う」と。
あとで私も調べてみましたが、海岸の砂地に卵を産む種類の鳥がいるそうです。一体何のたまごだったのでしょうね!それはさておき、Aちゃんにとっては、誰かに言いたくて仕方なくなるような、素敵な発見だったに違いありません。

 

「森の奥へ」

屋外での活動でも、色々な発見がありました。
校舎脇に生えていたタケノコをとって、みんなで観察したり、匂いを嗅いだり、姫皮を少しだけかじったり。ムネアカオオアリ(T君が即座に名前を教えてくれました)の列を見つけたり、小さな虫の卵のようなものや、椎茸みたいなキノコもありました。最後は、昨年度の「ひみつ基地」周辺を散策しながら、自分たちなら、どこにどんな基地をつくろうか・・・などと話ながら、森を後にしました。クラスの終わるギリギリまで、思いついた事を記してくれた人もいました。

sDSCF5317sDSCF5321  sDSCF5324sDSCF5325sDSCF5326sDSCF5330sDSCF5331sDSCF5332sDSCF5334sDSCF5336sDSCF5340sDSCF5341sDSCF5342sDSCF5345

 sDSCF5320sDSCF5319