百木です。
ここ数回分の高校英語のご報告です。
最近は、文法の基本に立ち返り、5文型の確認問題を解きました。以下の5パターンですね。
第1文型.主語+動詞(S+V)
第2文型.主語+動詞+補語(S+V+C)
第3文型.主語+動詞+目的語(S+V+O)
第4文型.主語+動詞+目的語+目的語(S+V+O+O)
第5文型.主語+動詞+目的語+補語(S+V+O+C)
Nくんはもちろん過去にこの5文型について学んでいるはずですが、第3~5文型については、その仕組みを十分に理解しないままにここまで来てしまったようです。実際に、最初に基本問題を解いてもらったときにはほとんど解けていませんでえした。そこで各文型について、例文を用いて改めて説明をし、基本問題をもう一度解き直してもらいました。
特に重要なのはやはり第4文型と第5文型ですね。ここは文法問題で頻出の範囲です。さらに第3文型と第4文型の書き換え問題もよく出ます。このあたりは応用問題を含め、丁寧に解説し、繰り返し問題を解いてもらいました。最終的にはNくんによく理解してもらえたようです。比較的時間のあるこの冬学期を使って、これらの文法基本問題をおさらいしていきたいと考えています。
5文型がわかると辞書が引けるようになります。辞書が弾けない人は5文型の区別ができません。自動詞と他動詞の違いがわからないまま大学に入ると授業が辛いです。自分のためにぜひマスターしましょう。最初は「補語ってなに?」という感じでも、やっているとわかりますので、辛抱してがんばります。6番の文型、7番めの・・・というのがあるとつらいですが、しょせん5パターンしかない、という事実はある意味心強いです。蛇足ですが、この5文型は元来ヨーロッパの古典語を読むための知識です。日本人は英文法の授業を通し、間接的にヨーロッパの古典語の素養を養っていると言えます。