百木です。
Nくんとの高校英語ですが、最近は文法と教科書の長文読解を半分ずつ組み合わせるかたちで授業を行っています。
長文読解は、いちど学校の授業で扱った長文をもう一度読み直して、日本語訳や文法の確認をしています。まず一文ずつ英語を発音して読んでもらい、日本語の意味を言ってもらいます。いちど授業で習っているはずですが、時間がたって忘れていたり、意味を十分に理解できていない箇所がぽろぽろと見つかるので、そのたびごとに僕が解説を入れていきます。最後にもう一度、英語だけで全文を発音しながら読んでもらい、時間があれば確認問題を解いて終了です。
日本語の意味を確認することももちろん大切なのですが、それと同じくらいに実際に全文を英語で発音しながら読んでもらう、ということを重要視しています。何度も繰り返し発音して読むうちに、特に意識せずとも文章の内容が理解できるようになればしめたものです。そのレベルに達するまで何度も繰り返し、声に出して読み直す、というのが重要なところですが。
Nくんは高校レベルの難しい単語は意外によく知っているのですが、そのいっぽうで中学レベルの基本的な単語が抜けていることが多く、注意が必要だと考えています。Nくんには高校入試用の単語帳を一冊買ってもらい、もう一度そこに収録されている基本単語を覚え直してもらうよう指導しています。
山下先生の英作文特訓の効果もあり、確実に英語の力は伸びてきていると思うので、あとは単語力の固め直しと文法・長文の反復復習が求められるところです。今月末の期末試験という目標もあるので、この調子で英語力を伸ばしていってほしいものです。
英語の文章に対するアプローチは百木先生が指導して下さっているのが効果的だと思います。日本語を間に入れる練習(=和訳)も大事ですが、同時に日本語を意識しないで英語を英語として接する練習も大事だと思います。音読はやらない人が多いのですが、やればやるほど上手になります。タイムを計ってもよいでしょう。スポーツのランニングと逆に、繰り返すほどタイムは速くなります。