吉川です。今回は2回目の授業です。高校生の生徒さんはこの前お休みだったので、今回が顔合わせとなりました。
まずは、みんなで中学校の教科書を使った音読。外国語を読むスピードは音を拾える速さを越えることはないといわれています。それもそのはず、私たちは文章を読む時、それが頭の中で音声として流れてそれを聞き取るという動作を無意識に行っているからです。つまり、読む速さを高めるには、リスニングやシャドーイングを繰り返すことが大事なわけです。ただしやみくもに聞き続けるのではなく、英語の意味の区切れを意識して読んだり聞いたりすることがポイントです。単語それぞれを独立して扱うのではなく、think A of B といったように複数の名詞や前置詞を1セットで把握するわけです。よって、語学をやるときは、思い切って大きな声に出して練習するのが一番です。
それが終わったら、中学生の生徒さんには英文法のドリルを解いてもらいました。答案を見たところ、2人とも動詞の「原形」と「現在形」の違いがわかっていなかったようです。原形というのは動詞がまだ一定の主語や時制によって「活用」していない、いわば原材料の状態です。現在形というのは、「活用」して別の形にかわったもののことです。ただ中学生に説明するのは難しいです。肯定文では He makes cookies. というように原形makeはdoesと結びついて現在形となり、否定文や疑問文では He does not make cookies. / Does he make cookies? というように現在形からdoesがとれて原形になったというような説明をしました。(言語学的には正しいとはいえないのかもしれません)
高校生の方は、基本的な学校の勉強はできているみたいだったので(特に英文解釈の勉強は予習・復習ともに時間をかけている)、単語や熟語の繰り返しのテスト学習やリスニング、和文英訳の練習などを中心にやっていくことにしました。