岸本です。
遅くなりましたが、19日に行われた補講について報告します。
気持ちの良いお天気の中、一年を締めくくる最後のクラスが行われました。
この日は、学校で行われたテストの見直しを中心に、仮定法のまとめを行いました。
多くの問題は、これまで勉強してきた仮定法を用いたもので、基本的な内容から、応用問題まで幅広く出題されていました。
基本はよくできていましたが、かえって勘違いによるミスなどが目だっていました。
そういったミスは心構えで直せますので、あまり悲観することはありません。
機械的に答えるのではなく、問題をきちんと読むことは、英語やテストだけでなく、日常生活でも(注意書きを読むなど)で重要でしょう。
仮定法以外の問題では、「関係詞+ever」がわからないということでした。
これは、関係詞の強調と捉えれば理解しやすいです。
例えば”whoever”なら「~する人は誰でも」”whenever”なら「~する時はいつでも」、というようになります。
更にこの「関係詞+ever」は「No matter + 関係詞」に書き換えられます。
これはよく使われる表現なので、覚えてしまった方が良いでしょう。
一通り文法を見直して、今回のミスの反省点をまとめた後、リーディングの問題で、特に分からなかったところを見直しました。
それは、問題文の要約に空欄があり、そこに適当な語句を補充する問題で、要約文の一部が問題文のどの部分にあたるかが分からないとのことでした。
基本的には、問題文と同様の語句があるところを探すのですが、表現が少し変わっていると、難しいです。
今回は「20世紀は…の時代だった」が「20世紀に~が起こった」という表現に変えられていました。
こういう場合、類義語を知っていれば、簡単に解けることがあります。
特に単語のみならず、熟語も押さえておくと良いでしょう。
この補講で、このクラスも終わりです。
一年を通して、文法を中心に取り組んできましたが、一通りの英文法は、理解してくれたと思っています。
あとは、応用問題や長文の中で、その基本を生かす訓練が必要でしょう。
これからは、それを念頭に英語の学習に取り組んでもらえればと思います。
>文法を中心に
人それぞれ、適したやり方があります。
岸本先生が洞察されたように、私はこのクラスで文法を中心として取り組まれた成果は十分あったと感じます(毎週エントリーを読めばわかります)。生徒さんも、よくがんばってついてきてくれましたね。
Aさんに合ったやり方をBさんがまねしてもうまくいかないことが多いです(先日の「ラテン語の夕べ」で広川先生がそう言われました)。山の学校の授業は、いわばオーダーメイドの授業です。それぞれの生徒に適したやり方を先生が見抜き、信念をもって指導してくださっています。
生徒さんがこの一年で培った成果は、本当はまだ先にならないとその真価がわからない性質ではないかと思います。いつか、「あれ、こんなところで役に立った」と思っていただけるような、そんな喜びの開花につながる地ならしと種まきを、生徒さんは先生と一緒になって丁寧に取り組んでくれた、と私は理解しています。