0318 高校英語(補講)

浅野です。

Yさんからは2つの質問を受けました。

1つ目は”well”を感嘆文にするときにそのままでよいのかという質問でした。結論から言うとそのままでよいのですが、迷ったのは”well”が特殊な比較級と最上級を持つためでしょう。well-better-bestとなります。ところで”good”もgood-better-bestとなります。それでは”well”と”good”はどう違うのでしょうか。”well”は「よく」で”good”は「よい」です。日本語ではあまり違いがはっきりしませんが、品詞で言うと”well”は副詞(主に動詞を修飾)で”good”は形容詞(名詞を修飾)です。

2つ目は、第4文型(SVO1O2)を取る動詞で、give型(第3文型にするときにtoを用いる)とbuy型(第3文型にするときにforを用いる)とをどのようにして区別をしたらよいかという質問でした。究極的には覚えるしかありませんが、大まかな傾向として「~してあげる」と訳せるような、されてうれしい動作の動詞(buy「買ってあげる」、cook「(料理を)作ってあげる」、choose「選んであげる」など)がbuy型です。その他はgive型で、こちらのほうが多数派です。

Nさんは不定詞や関係詞は一区切りついたので仮定法に進みました。初めて仮定法を学習する段階だったので、まずは条件法との違いを探りました。

(ア)If he is hardworking, they will employ him.
(イ)If he were hardworking, they would employ him.

この2文はどう違うのでしょうか。私なら(イ)の彼になりたくはないですね。どういうことかというと、(イ)は仮定法の文で、「もし彼が勤勉なら、彼らは彼を雇うだろうに(実際は彼が勤勉でないので、彼らは彼を雇わない)」という意味です。仮定法では言外の意味が含まれているわけです。(ア)は条件法で、「もし彼が勤勉なら、彼らは彼を雇うだろう」という意味で、彼が勤勉かどうかはわかりません。

このように仮定法を示すためには時制を一つ下げます。現在の事柄ならif節を過去形で主節をwould(couldなど)+原形で、過去の事柄ならif節を過去完了形(had+過去分詞)で主節をwould(couldなど)+have+過去分詞で表します。仮定法では現在の事柄について述べているのか、過去の事柄について述べているのかを常に意識することが大切です。