Sさんは入試関係でこの日は都合が悪く、その数日前に補講をしました。過去問を用いて直前調整です。この数ヶ月で力を伸ばしてくれたので十分勝負できます。最後に実践的なアドバイスとして、わかるところから手を着ける、一見したところ知らない単語でも分解すると意味が推測できることも多いということを強調しました。本番で力を出せたことを祈るのみです。
She looked at the cat.
=She ( )( )( )at the cat.
これは困りました。”look”を3語で言い換えよということなのでしょうが思いつきません。和英辞典で「見る」の項目を引いても見当たりません。それならばと英英辞典と類語辞典を引くと見つかりました。”take a look”です。ということで模範解答は
She took a look at the cat.
です。この種の問題は思いつくかどうかというだけのことです。せっかくなので英英辞典や類語辞典をたまには使ってみると楽しいかもしれません。
Nさんは関係詞の範囲をしたいとのことでした。このブログでも再三繰り返していますが関係詞はとにかく二つの文に分けることです。参考書の章末にちょうどその手の問題がついており、間違えた箇所で一つ一つ気づきながら学習を進めてくれました。関係詞がつかめると俄然英語がよめるようになります。
>思いつくかどうか
おっしゃるとおりです。思いつくためには英文の多読が前提になるでしょう。考えてどうにかなる問題ではありません。逆に言えば、最後の最後にこの手の問題を自分の弱点として絞り込めた点に、実力向上の証を感じます。出題者は満点をとってほしくないので、この手の問題をまぶすことで、平均点を下げようとします。もぐらたたきではありませんが、得点すべき問題(高校入試に出てもおかしくない問題など)を落ち着いて得点できれば「合格」圏内に入れます。満点はとらなくてもよいわけです。
>Nさんは関係詞の範囲をしたいとのことでした。
自分からテーマを絞って授業に臨んでくれているので、応じやすいですね。前回、前々回に学んだこともぜひ忘れずに復習してもらえたらと願います。そうすれば通うたびに力が向上していくのを実感できると思います。