浅野です。
冬期講習も無事に終了し、冬学期が再開しました。今回は新しくNさんが参加してくれました。それぞれの様子を報告します。
Yさんは昨年の終わりごろは風邪で休んでいたので久しぶりの山の学校でしたが、すぐに学習モードに入っていました。きっと家でも自分で学習を進めてくれていたのでしょう。
今回は学校での教材をもとに英語の基本構文の暗記に励んでいました。このやり方は地味ではあっても確実に効果があり、いまのYさんの力からしてもふさわしいです。よい課題をもらったものです。
その暗唱例文の中に次のようなものがありました。
The street I used to live on was very noisy at night, which made it difficult to sleep.
この文がわかりづらかったようです。よくよく聞いてみると、コンマ以降が特に不明だったようです。which以下の文の要素を、madeがV、itが仮O、difficultがC、to sleepが真Oだと指摘するとすぐに理解してくれました。基礎ができていると話が早いです。
Nさんは今回が初めてだったので、まずは現状を尋ねました。すると「どこがわかっていないかがわからない状況だ」と謙虚に答えてくれました。そして「英語の基本を身につけたい」と言ってくれました。
学校の冬休みの課題として不定詞の項目が指定されていたので、今回はその範囲を例にとりました。なるべく英文法の全体像がつかめるように、まずは不定詞とは何かというところからやり取りを始めました。お互いに質問を投げかける生きた会話だったのでこの場で再現することはできませんが、少しは不定詞のイメージをつかんでもらえたかなと感じました。
三者三様の取り組みですが、それぞれの生徒なりに自分の力を信じ前向きに取り組もうとしている様子が感じられ、頼もしいです。
なかでも、Sさんは終盤に来ておおいに力を伸ばしました。彼女の姿勢を観ていると、Slow and steady wins the race. ということわざを思います。
Yさんの質問した例文は、まさに質問するに値する英文ですね。これがわかれば苦労はしないという所でしょう。
Nさんも、謙虚な姿勢がこれからの飛躍を予感させますね。
来週も宜しくお願い申し上げます。