12/23 英語(高校)

岸本です。

生徒さんと私の都合で、2週連続で休講となってしまいましたが、今日、補講という形で久々に生徒さんと顔を会わせることができました。
今年最後のクラスは、生徒さんが学校で課題としてだされた本の読解を、一緒に行いました。
最後に、たくさんの英語を読めて、私としては楽しいクラスになったと思います。

本当は、テストの見直しをしようと思っていたのですが、読解の方も以前から読むスピードに自信がないと言っていたので、この機会に実際に二人でやってみることにしました。

学校の課題で出されていたのは、映画で有名なあの「パイレーツカリビアン」です。
その第7章を今回は読んでいきました。
方式としては、まず生徒さんに一文ずつ英文を読んでもらい、続けてそれに日本語訳をつけてもらいます。
そして、私からそれについて、文法的な説明や場面状況などを尋ねていくというものです。

英文自体は決して難しいものではなく、生徒さんもほとんどの部分ですらすらと訳してくれました。
ただ、会話文が主体ということもあって、省略や場面状況の把握がしにくいところでは、少しつまり気味でした。

今回の読解に挑戦してもらって、単語の変化と、省略されている部分の読みという2つの弱点が見つかりました。
前者は、不規則に時制変化する動詞の過去形から、原形をパッと思い浮かべられないというものです。
これは、一つ一つ覚えていくものなので、これから注意していくようにとだけ伝えました。
後者は、省略されている時の訳し方が問題でした。
基本的には省略されている部分は、以前に言及されていることなので、文章全体の流れがつかめていれば、ある程度復元可能です。
それを意識して、省略の部分を訳してもらうように、アドヴァイスしました。
これによって、場面状況の把握も意識的に行えるようになってくれると、長文の読解はたやすくなるでしょう。

およそ一時間半で三ページほどの英文を読むことができました。
私の解説や、音読の時間を考慮すれば、一時間でもっと多くの英語を読める力が、生徒さんにはあると、私は考えています。
これで、少し自信をつけて、少しずつ長文に慣れていって欲しいと思います。
それについては、浅野先生が企画している読書会にも、ぜひ参加するよう勧めています。

ともあれ、今年はこれが最後のクラスとなりました。
来年には、恒例の単語の確認によって、語彙力や単語の変化を自らのものとしながら、長文読解にも、もう少し時間を割ければ、と考えています。
とりあえず、次回は1月13日、テストの見直しをやる予定です。
それでは、良いお年をお迎えください。