こんにちは上尾です。
今日はいつもやっている本読みは少し休んでテストの復習を中心に授業を行いました。
まずは関係代名詞の基本的な用法の復習です。関係代名詞はまず代名詞の一種と考えられますので、I/my/ me といった代名詞の並びの中にwho/whose/whomなどを置いて理解することが大事です。この点は、テスト前にも確認しておいた箇所で十分に理解できていました。
しかしこれは関係代名詞の基礎中の基礎であり、問題は、この基礎に加えて+αで押さえておく必要がある文法事項です。今回の見直しでは、特に2点、①関係代名詞thatの用法と、②前置詞を伴う関係代名詞の部分の説明を行いました。
①について:thatは良く使用される割に、色々とややこしいところのある関係代名詞です。今回は、その特徴である、「先行詞がオンリーワンなもののときにはthatを使うこと」、そして「先行詞が人+物(動物を含む)のときにはthatを使うこと」という二つの(受験英語上の)約束について強調しました。
②について:関係代名詞は基本的に二つの単文がくっつくものですので、ぱっと見て、元の二文にぱっと分けることができると(少なくとも区切り線を入れることができると)、文全体の意味の理解も簡単になりますが、前置詞を伴う関係代名詞の場合、これが少々混乱しがちなことがあります。
He is the boy with whom I was talking last night.
このような文章があった場合、すぐにwith whomという塊として、関係代名詞にあたる部分を捉える必要があります。今回はいくつかの文章作成の課題を提示して、この形の関係代名詞の理解について練習しました。
最後に英語のテスト勉強全般に言えることですが、各単元、各範囲を勉強するだけでは問題に対応しきれません。範囲に関わらず常日頃から、単語力を増やし、基礎的な文法を押さえておくことが必要です。現在その取り組みとして英語の本を読むことを行っていますが、次回はその話も書きたいと思います。
>範囲に関わらず常日頃から、単語力を増やし、基礎的な文法を押さえておくことが必要です。
方法論以前の問題として、ここに書かれていること(esp. 「常日頃から」の部分)が英語学習の要であると思います。「寝ても覚めても」英語に取り組んでいる人で、英語が苦手になることはない、と言えます。(英語の勉強で苦しむことはあるにせよ)。今、先生がされているように、英語の本を読むという仕掛けを通し、英語に接する「魅力」を生徒さんが感じれば感じるほど、いわゆる英語の「勉強」へのモーティベーションも高まることでしょう。急がば回れと言いますが、まさにそれが上達の近道なのでしょう。