岸本です。
今日で補講は最後となりました。
4回の補講もあっという間でしたが、その分、内容的には濃い時間だったと感じています。。
生徒さんにとっても、充実した時間になってくれているなら、嬉しいと思います。
今日はテストの見直しとプリントの演習を行いました。
これまで何度も勉強してきた成果もあって、ほとんど完璧に解くことができていました。
「基本の時点を見つけ出し、その時点に完了形の動詞が影響を及ぼす」という原則を、しっかり押さえていました。
まだ、接続詞や前置詞の表現で、不慣れな部分もありましたが、それについても、文法的な知識を応用して解けることをアドヴァイスしました。
続いては、「分詞」について勉強しました。
まずは、学校での疑問点として、第五文型”S+V+O+C”における、目的語と補語の関係について質問がありました。
具体的には、”I see him standing.”と”I hear my name called.”という文において、どうして前者では現在分詞が、後者では過去分詞が用いられるのか、その違いについて尋ねてくれました。
大きな違いとしては、目的語と補語の関係を主語と述語の関係に置き換えた時、その文の意味が能動態なのか、受動態なのかという点です。
前者においては現在分詞が使われ、後者においては過去分詞が用いられます。
簡単に言えば、訳して「~する」となるのが現在分詞で、「~される」となるのが過去分詞となるのです。
以上の違いに納得してもらってから、実際にプリントの問題を解いてもらいました。
特に今回は、形容詞としての分詞の用法に重点を置き、限定用法と叙述用法の両方を比較しながら問題に取り組めるようにしました。
生徒さんは大まかな意味は取ってくれましたが、特に叙述用法において、現在分詞と過去分詞の選択がまだ不十分でした。
大まかな意味は取れているので、そこから、「目的語は~しているのか、それとも~されているのか」という少し文法的な疑問を持ってもらえるように、アドヴァイスしました。
今回は、時間が足りずに、最後まで解説できませんでしたので、次回の水曜日に、この点をおさらいし、分詞構文の演習も行ってもらいたいと考えています。
>具体的には、"I see him standing."と"I hear my name called."という文において、どうして前者では現在分詞が、後者では過去分詞が用いられるのか、その違いについて尋ねてくれました。
英文法の要の質問ですね。ここが気になるというレベルまでよく学んでくれた、と言いますか、言い方を変えると、岸本先生もよく粘り強く指導してくださったという感慨を抱きます。
自分で辞書を引けば英語が読めるという段階まであと一歩ですね。
英語を山登りにたとえると、目の前にはまだまだ石段が続いていますが、これまでの一歩一歩の歩みが確かなものであるように、これからの歩みもきっとそうなるだろうという期待がおおいに持てる、この日の取り組みでありました。