岸本です。
今日は、2/5休講分の補講でした。
最後となった今回は、全ての時間を物語作りにあてました。
完成したシナリオに沿って、今日も物語の下書きをすすめていきます。
前回は、ゴーストに襲われて主人公・清田がピンチに陥る場面まで書いていましたので、その続きから取り組みました。
ゴーストと清太の愛犬ワンペンとの攻防、そしてライバル燈馬の乱入と、ゴーストとの戦いがこれから展開されるのですが、子供さんはそれらの戦闘シーンを一生懸命描写しようとしていました。
ワンペンの攻撃がゴーストに効かなかった理由を本文中に示したり、燈馬の強さを印象付けるような攻撃を考えたり、漢字を使うという設定を生かしながら、戦闘シーンを作り上げていきました。
さらに、ライバルの前で何もできなかった清太の悔しさは、そのセリフで表現されていました。
一連の流れが、シナリオにそってうまく描けていたと思います。
さて、続いては新たな敵の登場です。
「モンスター」と名付けられたこの敵は、さまざまな動物が合体した姿をしています。
子供さんは、どんな動物が合体しているのかを、事細かに設定してくれました。
まず怖そうな動物をピックアップし、それらの特徴的な部分を足していくのです。
最終的に、頭はティラノサウルス、腕は熊、サメの尾びれ、さらに背中にはワシの羽がついた、見たこともない生物が誕生しました。
この生物とは、清太とワンペンが協力して戦います。
清太の「銃」が避けられてしまうのですが、ワンペンがその「銃」を強化するために「火」という漢字を使ってくれます。
この戦いは、清太の初めての勝利に終わります。
ただ、時間が迫っていたこともあり、それ以降は、最後の敵オーガの城へ向かう途中、ライバルとのカーチェイスの場面までしか書けませんでした。
焦りもあって、このあたりは少し描写が薄くなっていったのが残念です。
結局、最後まで仕上げることはできなかったことは心残りですが、子供さんのやる気は全然衰えていないようでした。
文章の書き方や考え方はだいぶ慣れてきたと思いますので、ぜひ春休みの間に、シナリオを参考に物語を完成させてあげてください。
漢字やさまざまな言葉の使い方、長めの本の読解、そして物語作りといろいろな取り組みを一年かけて行ってきました。
きっかけを作ったのは私ですが、子供さんがそれらに積極的に取り組んでいたことは、素晴らしかったと思います。
この経験が、これからの日本語との付き合いの中で十分に生かされることを願っています。