岸本です。
また一段と寒くなってきました。
暖房の効いた部屋は暖かいですが、生徒さんは英語に対しても同じくらい熱く向かい合ってくれました。
今日は単語の確認を行い、特に動名詞と分詞構文について勉強しました。
動名詞については、前回意味上の主語をどうするかという話で触れましたが、今回はその否定と主文の動詞より前の時制を表す方法を学びました。
とはいっても、不定詞と基本は変わりません。
否定ならば動名詞の前に”not”を加え、前の時制を表す場合は”having + 過去分詞”にします。
この方法は、後述する分詞構文でも同様です。
「不定詞」、「動詞」、「分詞」はそれぞれ異なる部分もありますが、構造それ自体は非常に似ています。
なので、別々に覚えるよりも、寧ろ比較しながら効率的に整理できれば良いでしょう。
分詞構文は、基本的に「省略」です。
本来あるべき接続詞と主語が省略されているのです。
接続詞を省略するため、分詞構文の意味は文脈に依存します。
今まで以上に読解力が必要となるのです。
今回は「~ながら」という付帯状況と「~ので」という原因・理由の分詞構文に触れてもらいましたが、ちょうど学校で習っているということもあって、生徒さんは、もっと分詞構文の問題を解いてみたいと言ってくれました。
なので、来週は、分詞構文に特化した、単語の確認を行おうと思っています。
高校で学ぶ英文法の大切なポイントをじつにきめ細かく教えてくださったと感じます。今まで学んだ様々な英部法の基礎知識がきちんと理解できていないと分詞構文はお手上げです。たとえば、現在分詞と完了分詞の二つの区別があいまいな人は、受動態の勉強が苦手な場合が多いようです。もっとさかのぼれば、過去形と完了分詞の形の区別も知識としてあいまいだったりします。このクラスの生徒さんは、今までの地道な基礎の復習があったからこそ、今回の授業でも「熱く」向き合えたのだと思います。努力の蓄積は目立たぬ形ではあっても、着実に実を結ぶのだと思います。