岸本です。
補講も2週目です。
今回は並び替えの問題を中心に見直しをしていきました。
例えば、原則としては主語が最初で、次にメインとなる動詞が続きます。
主語を探すのは比較的楽ですが、動詞については、完了形や受動態、助動詞など、日本語からは直接読み取りにくいものもあるので、やや困難です。
さらにそうした要素が複合的に合わさる場合もあるから厄介です。
そんな時には、「助動詞+have+been+過去分詞」という順番を抑えているだけでも、解くのが大分楽になります。
しかし今回は、「原型不定詞」と「強調構文」という、やや特殊な文法を問う並び替え問題が出ており、それらを中心に解説しました。
前者はtoがない不定詞で、知覚動詞や使役動詞とともに用います。
語順としては”S+V+O+C”となり、原型不定詞は補語になります。
後者は”It is ~ that(who) … .”という構文で、「…なのは~だ。」というようになります。
どちらも、まだきちんと習っていないようで、問題を解くのに、何度も首を傾げていました。
でも何事も、最初は知らないことですから、ここでしっかり覚えることが大事でしょう。
また文法以外にも”be proud of ~”や”lool for ~”のような熟語表現も問題の中には見られました。
熟語表現は、それを覚えているだけで、英文が作りやすくなるので、できるだけ多くの表現に、今のうちに触れておくのが良いでしょう。
最後に基本的な時制として「現在」、「過去」、「未来」の表現の用法を確認しました。
問題は選択肢を選ぶものですが、こういうタイプの問題を見直す時は、正解のみならず、何故他の選択肢は不可能なのかを考えることが大事です。
それだけで、正解だけ見直すより何倍もの成果が得られるのです。
例えば、”He ( ) the reason.”という文で、”knows”が正解なのは、容易に分かります。でも”is knowing”は何故不正解なのでしょうか?
ここから、”know”が状態動詞で、現在進行形には使われないということを学べば、単に現在形の変化を学ぶだけでなく、動詞の細かな用法も加えて学ぶことができるのです。
今回はここまででした。
ほとんど見直しは終わりましたので、来週は残った関係代名詞の部分と、新たに「現在完了」、「過去完了」、「未来完了」についての問題の見直しも行いたいと思います。
いわゆる整序英作文は英語の力をはかるよい問題ですね。日本語を見て、英語のイメージが浮かぶと断然有利です。自分から選択肢の英語を能動的に探せるようにならないといけません。力がないと、数学の順列・組み合わせのように、選択肢を見ながら英語をああでもない、こうでもない・・・と並べては壊し・・・するやりかたに陥ります。これだと時間を浪費する上、まず正解にたどりつけません。要は、試験で実力差がつきやすい設問でです。対策は先生がもれなく書いて下さった通りだと思います。私はそれに付け加えて、中学レベルの「整序製作」をストレスなく解ききる力を養っておくことをお勧めします。高校生でありながら、中学レベルの整序英作で「うーん」とか「ええっと」と考える(または悩む)ようだといけません。かりに正解を得られるにせよ、何秒で正解できたか?というレベルで取り組んでもらいたいと思います。松井もイチローも素振りは欠かさないでしょう。プロだから素振りみたいな子供じみたことはしない、と主張するプロはいないと思います。