岸本です。
今週から4回、補講として金曜日にも、クラスを開いています。
今回は、以前からやり残していたテストの見直しを行いました。
そこで、補講では、生徒さんの負担も考えて、単語の確認ではなく、他の課題に取り組んでもらうことにしました。
今回はテストの見直しです。
そのテストは、回答が返ってきていないらしく、本人もどれが間違っているのか完全には分からないようでした。
こういうことは稀でしょうが、余裕があれば問題用紙に答えを転写しておくと、後で回答とつき合わせて自己採点ができます。
(特にセンター試験などはそうしなければなりませんね。)
そうした習慣をつけてみては?とアドヴァイスもしました。
というわけで、本人が苦手という文法の問題を中心に、問題を見直していきました。
今回は、熟語表現と、動詞の変化(時制、人称、分詞)の問題を中心に取り組みました。
いまパッと思いつくだけでも、”prefer A to B”や”compare A with(to) B”、”provide(supply) A with B”=”- B to(for) A”など良く使われる表現が出題されていました。
またそうした表現の中で、動詞が受動態なのか、それとも形容詞的な分詞なのか、あるいは単に過去形、現在形なのか、という判断をしなければなりません。
なかなかに難しい問題ですが、いつも単語の確認でやっていることと似ていることも事実です。
実際、表現自体を忘れていることはあっても、動詞の変化はほとんど覚えていました。
私のほうからはそれに付して、類似の表現や他の用法との違いなどを指摘しながら、進めていきました。
結局その部分を確認するだけで、あっというまに時間が来てしまいました。
来週の金曜日も補講がありますが、その時は並べ替えの問題を中心に取り組みたいと思います。
補講をしていただき、有り難うございました。一つ一つの問題の解き方をご指導頂くと同事に、「勉強の仕方」そのものも教えて頂いていることが生徒さんにとって、大きな意味を持つと感じます。こうやればよい、という見通しがあれば、あとはそれを信じて努力するだけです。
物理的に多量の課題を与え、尻を叩くやりかただと、一時的に成果が上がるように見えて、長続きしないばかりか、勉強が嫌いになります。
あくまで学ぶ生徒にイニシアチブがあり、その努力を側面からサポートするというスタイルは、自立した生徒にとって心強いものだと感じます。次回も宜しくお願いいたします。