0903 英語高校

浅野です。

約2ヶ月の間がありましたが、二人とも元気に来てくれたことをまずは喜びたいです。

Sさんは11月の始めに推薦入試を受けることに決めたそうです。それまでの期間に最善を尽せるようにお手伝いしたいです。

夏休みには英文法の全範囲にわたる基本的な問題を宿題として渡してありました。それを持ってきてくれたのでいっしょに振り返りました。基本的なルールは理解してくれているようで、倒置が起こるルールなどを新たに説明しました。使役動詞や関係詞については春学期のおさらいといったところです。

そして長文読解の課題にも取り組んでくれたのですが、そのときにされた質問が非常に難しかったです。”The children feel under the weather in the morning.”がどういう意味か聞かれて、私はわかりませんでした。少し時間をもらって前後の文脈をよく読むと、「子どもたちは朝に気分がすぐれない。」といった意味に違いないと思い、辞書で確認するとその通りでした。入試においても、そしてもちろん実際の英文を読む際も、文脈を把握することは非常に重要です。そのためには”but”や”for example”などの語句に注目するとよいです。

Yさんは関係詞の範囲で英文の誤り箇所を指摘する問題を質問してくれました。細部は忘れましたが要点を再現すると以下のような問題です。

① This is the letter which I received it this morning.

② I saw a woman whom I thought was Mary’s mother.

関係詞についてはとにかく元の2文に分けることです。そして両方に共通して出てくる語句の従属文のほうを消して関係詞に置き換え、主文のほうの語句の直後に置けば出来上がりです。

例えば①ですと、(a)This is the letter. (b)I received the letter this morning.の2文です。(a)が主文で(b)が従属文ですので(b)の”the letter”を消して、これは目的語で物なので目的格のwhichに置き換え、(a)の”the letter”の直後に置けば完成です。This is the letter which I received this morning.です。つまり、①の問題はitを削除するというのが答えです。

②の場合は、(a)I saw a woman. (b)I thought a woman was Mary’s mother.の2文です。さきほどと同じように(b)の”a woman”を消して、これは主語で人なので主格のwhoに置き換え、(a)の”a woman”の直後に置きます。I saw a woman who I thought was Mary’s mother.です。つまり、②の問題はwhomをwhoに変えるというのが答えです。

関係詞はややこしく感じる人も多いかと思いますが、元の2文に分解するという発想をマスターすればぐっと見通しがよくなります。