岸本です。
今日は、漢字の迷路と物語作りを行いました。
また、生徒さんが別のクラスからいただいたプリントも「ことば」に関係するようだったので、それも一緒に解いていきました。
漢字の迷路は、いつもより画数も多く、形も複雑だったので、少し苦戦していました。
しかし、途中で大体の見当がつくと、あとはゴールまで一直線でした。
迷路から出てきた4つの漢字を別の漢字にするための共通の部首探しも、すぐに答えを見つけてくれました。
一年を通じてやってきただけあって、もうすっかり漢字迷路が得意になったようです。
迷路を解く前、子供さんは別のクラス(小学生の「かず」)からもらったというプリントを考えていました。
どうしてもその問題が気になっていたようなので、漢字迷路の後、そのプリントを一緒に考えてみました。
詳しくは福西先生の「かず1~2年A」で紹介されると思いますが、簡単に言うとコインを条件に合うように並べ替えるという問題でした。
この問題は確かに「かず」の考え方を養うものですが、問題文をよく読むことが解くための第一歩です。
例えば、「コインを5枚ならべる」と問題文中にあっても、それは単純に「コインを5列ならべる」ことにはなりません。
コインを5列にせず5枚並べるにはどうすればよいか、子供さんが学校で習っているという立体をヒントにしながら、考えていきました。
少し時間はかかったものの、最終的に答えにたどり着けました。
算数といえど、「ことば」の力が大事であることが実感できた取り組みだったと思います。
後半は物語作りを行いました。
今日はライバルが登場する場面を書いてくれました。
年下の生意気な男の子というライバル燈馬(とうま)を、どのように表現するかが、今回のキーポイントでした。
燈馬自らが「やんちゃ」とか「生意気」とは言うはずはないので、口のきき方を工夫して、彼の特徴を描写するように子供さんは工夫してくれました。
読み返すと、そこには憎たらしいほど生意気な燈馬が描かれていました。
そのような人物描写がより精緻にできるようになれば、物語は深みを増していくと思います。
来週は、「森」に舞台を移します。
いよいよライバルの実力が明らかにされるのですが、その戦闘場面をどのように描くのか、楽しみにしたいと思います。
岸本先生、こんにちは。福西です。いつも拝読させていただいています。
>迷路を解く前、子供さんは別のクラス(小学生の「かず」)からもらったというプリントを考えていました。
そうでしたか、あの時のY君が「欲しい」と言っていたプリントは、そのようないきさつになりましたか!
しかし「立体」ということで、Y君、ご名答、おめでとうございます!
さて、「憎たらしいほど生意気な燈馬」には、思わず含み笑いをしてしまいました。いつも黒子に徹しておられるK先生の支えのもと、Y君が嬉々として今書き進めている物語を、手に取って読めるのを今か今かと心待ちにしています。
どうぞよろしくお願いいたします。