福西です。更新が滞っていてすみません。
この日(2/19)は、足し算パズルを主にしました。H君とT君には3マスの問題を用意しました。しばらく間が空いていたので、ルールを忘れていることがありましたが、一度コツを思い出すと、あとはサクサクと解いてくれていました。
Sちゃんはこれまで4マスの問題を解いていましたが、今回、足し算だけでなく引き算の可能性もあるパターンを用意しました。最初は難しそうに感じていたようでしたが、扱う数字が1~4までなので、割とバリエーションは多くはなく、「なんや、それだけか」という安堵の様子でつぶやいていました(笑)。なので、これも問題なく解いてくれていました。
残りの時間は、久しぶりに“COP IT”をしました。
ルールをかいつまんで言いますと、順番にサイコロを振って、一方通行にマス目を通ります。そして、マス目の途上に相手のコップがもしあれば、その上から自分のコップをかぶせ、その相手のコップを虜にできます。そしてそのまま重なったコップを動かして、自分の陣地まで連れ帰ることができれば、捕まえた相手のコップを完全に無力化できます。
ただし、連れ帰る途中、相手の別のコップに邪魔されて、自分が捕まってしまったら、今度は相手のコップが一番上になります。そうすると、相手がそのコップの山を動かす主導権を握ることになります。要するに、お互いに相手の陣地に連れ帰られることを阻止しながら、こっそり相手のコップを自分の陣地に連れ帰り、全滅させるのが目的です。
これは最短距離問題の時と、頭の使う部分が似ています。サイコロを振って、出た目によっても「何が最適か?」という意味合いは異なりますし、また時々刻々の状況(相手のコップの配置)に応じても変化します。少し大げさかもしれませんが、このゲームでは、時間的変化を有する最適化問題を考えていることになります。
今回は、Sちゃん&T君チーム対H君&私チームという組み分けになりました。さて、どちらに軍配が上がるでしょうか・・・(^^)
勝負は、H君&私チームの勝ちとなりました。 (T君のコップが先に全滅してしまったのが痛かったですね^^;)
生徒たちは「安全地帯」をよく意識してコップを進めていましたが、かえってそれを意識しすぎたのか、陣地(これも安全地帯の一つ)から、一つ以上のコップをなかなか出さなかったのが、今回勝敗を分けたかなと思います。
相手の陣地の前ではつかまることが多いので、「陣地の前」もまた安全地帯の代わりになります。なので、そこにわざと停留して、相手を誘い込んで「罠を張る」というのも、一つの作戦だと思います。またする機会があったら、ぜひ試してみてください。
というわけで、残り数回の授業となりましたが、以前やったことを思い出しながら、最後まで考えることを楽しんでくれればと思います。