岸本です。
今日は、リスニングと文法の復習に取り組みました。
リスニングは、正解率が半分ほどで、少し苦戦が見られました。
特に、流れた会話文についての質問に答える問題では、間違いが多くありました。
二つの候補が会話文中に示されていたり、あるいは答えが直接会話文に示されない問題は、確かに難易度が高めです。
答え合わせでは、会話文の流れを意識してもらうようにしました。
例えば、ある会話文の流れを簡単に示すと、「待ち合わせの時間を決める」→「6時を提案」→「少し遅い」→「5時40分に修正」となります。
もし、「6時を提案」のところで油断してしまうと、間違えてしまうことになりますが、会話の流れを意識して聴いていれば、「少し遅い」の時点で、6時ではないということに気づけるはずです。
知っている単語が聞こえたからといって安心せず、会話全体がどのような流れなのかを考えるようにしましょう。
学校ではテストが終わったようですが、まだ返却されていないとのことだったので、後半は文法のプリントに取り組みました。
前回取り組んだ不定詞の問題はテストには出なかったということですが、少し苦手意識を持っていたようですので、今回は「不定詞」の復習を行いました。
テストが終わり、ちょっと気が抜けてしまったのでしょうか、不定詞の基本の理解で少し怪しい部分が見られました。
まず、不定詞が「to+動詞の原形」で作られることを、覚えておきましょう。
そのうえで、三つの用法「名詞的用法(~すること)」、「形容詞的用法(~するための)」、「副詞的用法(~するために)」という意味を覚える必要があります。
ただ、呪文のように唱えてもわかりにくいですので、実際の問題文に即しながら一つ一つ確かめていきました。
また、並べ替えや英作文の問題に生徒さんは苦手意識を持っているようでした。
しかし、長くて難しそうに見えても、基本となる「主語」と「動詞」を把握すればほとんどできたも同然です。
特に、「動詞」がどれなのか、日本語もしっかりと読み解いていきましょう。
さらに生徒さんが苦手としていたのが長文です。
多くの人が長文は苦手だと思いますが、ここで英語とは何かを考えて欲しいと思います。
決して学校の「教科」、受験のための「問題」ではないはずです。
英語とはあくまでも「言語」です。
そうである以上、ある程度の長文を読んで理解することが最終的には求められます。
長文を苦手分野として避けるのではなく、いつかは読めるようになるべき目標として、積極的に取り組む姿勢が大事ではないでしょうか。
生徒さんとは、一文ずつ英文を訳しながら長文を読んでいきました。
難しい表現も確かにありますが、前後の文脈などから考えることもひとつの読解のあり方です。
自分の力でも理解できるということを経験すれば、それはきっと自信になります。
次からは、辞書を使ってもかまいませんので、まずは一人で読んでみようという気持ちになってほしいと思います。
冬学期は本来今週で終わりですが、補講と授業数の関係で来週・再来週も同じ時間にクラスを継続します。
来週は、学校のテストの復習を行う予定です。