必要最低限の文法事項を伝えたので、なんとハリー・ポッターの原文に挑戦してみました。
ハリー・ポッターの原文を読むためには過去形と接続詞はどうしても伝えておきたかったので、それだけ冒頭に補足説明をしました。
それから以下の文をそのまま渡しました。
‘Are you sure that’s a real spell?’ asked the girl. ‘Well, it’s not very good, is it? I’ve tried a few simple spells for practice and it’s all worked for me. Nobody in my family’s magic at all, it was ever such a surprise when I got my letter, but I was ever so pleased of course, I mean it’s the very best school of witchcraft there is, I’ve heard – I’ve learnt all our set books off by heart, of course. I just hope it will be enough – I’m Hermione Granger, by the way, who are you?’ She said all this very fast.
――『ハリー・ポッターと賢者の石』より
さすがに未知の語がたくさんあるので、単語や熟語の意味を聞かれたら私が答えました。要は辞書代わりになったわけです。そしてあとは自力で読解してくれました。内容を知っているとはいえ、これだけの文の意味がわかったのはすごいことです。事後に既存の日本語訳も参照しましたが、違和感はなかったとのことです。
文法の力を感じてもらえたようでこちらとしても満足です。
浅野先生、福西です。
「なんと」、なんと原文ですか! 浅野先生がされていることは、まさに「目的作り」のお手伝いですね。(もしMさんがハリー・ポッターのシリーズを既読で好きだったとしたら、なおさら^^)。羅針盤があると、これから先の英語の航海も怖くない(むしろ旅の楽しみ)ですね。
“If you are willing to put yourself under my guidance, I shall do my utmost to help you form strong ideals.”─by Miss Stacey,Anne of GreenGables(Movie)
福西先生
熱いお言葉をありがとうございます。今の段階ではあり得ないほど難しいはずなのに、熱心に取り組んでくれています。うまく導けるように最善を尽くしたいです。