岸本です。
今日は、リスニングと、学校でのテストに向けた取り組みを行いました。
リスニングは、だいたいできていました。
難しかったのは、「Can I ~?」に対する応答です。
「can」で始まっているために、「can」を含む文が正解のように思えますが、疑問文の意味は、「私が~してもよいですか?」と許可を求める文です。
ですから、必ずしも応答文に「can」が入っている必要はありません。
例えば、「Can I see it(newspaper) now?」の場合、「Here you are.」「はいどうぞ」という方がより適切となります。
特殊な表現、「I’d like to ~.」や「Shall we ~?」などは、意味も踏まえて答えるようにしましょう。
続いて、学校でのテストに向けて、不定詞と比較のプリントに取り組みました。
不定詞では、形容詞的用法の不定詞の並び替えに苦戦していました。
というのも、通常の形容詞と語順が逆になるからです。
たとえば、「面白い本」は「an interesting book」ですが、「読むべき本」は「a book to read」となります。
通常の形容詞と違うことを、意識してください。
さらに、「something」の場合は、通常の形容詞も後ろにおかれるため、ややこしくなります。
「何か熱い飲み物」が「something hot to drink」となることは、覚えておくとよいでしょう。
比較では、原級を用いた表現で理解不足がありました。
「as …(原級) as ~」で「~と同じくらい…」となりますが、「…」の部分に入るのは基本的に形容詞と副詞です。
「…」の部分に動詞や名詞を入れるミスが目立ったので、注意する必要があります。
また、「A is not as …(原級) as B.」を「B is …(比較級) than A. 」に書き換える問題や、「C is …(最上級) of ~.」を「C is …(比較級) than any other ~.」に書き換える問題を、生徒さんは難しそうに解いていました。
慣れないうちは、日本語にいちいち訳しながら考えていくほうがよいでしょう。
その意味で、この問題は英語力と国語力の両方が試される問題といえます。
来週は、学校のテストの見直しができればと考えています。
丁寧にクラスの様子をお書きいただきありがとうございました。「比較」の説明はAやBなどの記号を使って一般化することがよくあるので、そうした理解の得手不得手(好き嫌い?)が成績に反映しやすいです。食わず嫌いにならず、例文を前にじっくり研究し、「なるほどそうか!」とわかる経験がスタートになります。ここは、英文法の山場であると同時に、ラテン語文法の山場でもありますね。しかし、つきつめると、先生が書かれたように、自分の日本語のセンスが問われているとも言えます。気の利いた例文をノートに書き留め、一日暇があったら目を通すとよいでしょう>生徒さんへ