高木です。
しぜん日記では、Kちゃんは背の高いタンポポのことと、
ポピーの種を採取したことを書いてくれていました。
タンポポは妹の背の高さとほとんど同じで、90cmくらいあったのだそうです。
ポピーの種は、実際にしぜん日記にセロハンテープで貼付けてくれていました。
「これは赤色のポピーの種で、ピンク色のは、もっと白っぽいねんで」と、
とてもよく観察してくれていました。
T君のしぜん日記は、ゴマダラカミキリを捕まえたことです。
「紙を口のところにやったら『ギィギィ』とならしながらみごとに切りました。
『ギィギィ』という音とつかんだりしてもなるので観察すると、
あごでならしてるのではなく、頭とむねをこすり合わしてならしていることが分かった」
と、とてもよく観察して、欄をはみ出してまで詳細に書いてくれていました。
絵もかなり克明に描いてくれていて、
最初恥ずかしがってみんなに見せないようにされていたのですが、私がすごいと褒めると、
「ちょっとだけやったらええよ」と、こそばゆそうにしながら見せてくれました。
事前にハンモックの構造(作り方)と注意点を教室で確認してから、森へ出発です。
「秘密基地」への行き道で、紫色の珍しい花を見つけました。
みんな輪になって眺めています。
私がポケット図鑑を取り出して調べ始めると、
Y君が「あ! それかして!」と言って、自分で調べ始めてくれました。
すると「あった!」となって、それがヤマホタルブクロだということが分かりました。
自分たちで積極的に調べてくれるのが嬉しかったです。
いつもの「秘密基地」に到着すると、
まずハンモックの布を安定させるために両端に取り付ける太めの枝を調達し、
見つけたら適当な長さに切りました。
Y君とKちゃんが一生懸命にノコギリで切ってくれました。
その間、近くでT君がハンモックが吊るせそうな一対の丈夫な木を探していて、
ノコギリ作業が一段落すると、みんなも木探しに合流しました。
すると、これまでブランコをしていた場所から少しだけ奥へ行ったところに、
ちょうど良い間隔で立っている太い木を見つけました。
ノコギリで切ってくれた枝に、持ってきた布を結びつけて、
その枝と木をロープで繋げます。
みんなかなり集中して、自分たちで工夫してハンモックを作ってくれていました。
そのうちにCクラスの子供たちが「なにやってんの〜」という感じで合流し、
S君はじめ、みんなも手伝ってくれたおかげで、
ハンモックは見事完成しました。
もちろん、子供たちの手では高いところに吊るせず、
中に入って寝ても、ほとんど地面すれすれだったのですが、
それでも、自分たちで作ったハンモックでユラユラとしていると、
みんな満足そうに、楽しそうにしていました。
写真のアップもありがとうございました。百聞は一見にしかず、ですね。