高木です。
最初にしぜん日記を発表してもらいました。
「発表」と言うと、みんなまだ恥ずかしいらしいのですが、おもしろいもので、
私が代わりに読み始めると、むしろ生き生きとその時の様子を話し出してくれます。
T君は、母の日にお母さんに贈ったお花の、
つぼみだった部分が開いてきたことを書いてきてくれていました。
絵にはバラを描いてくれていますが、
「バラ以外にもパンジーとかいろいろあげてんで!」と言っていました。
つぼみがいつ開くかと、毎日眺めている優しい彼が、想像できました。
Kちゃんは、いろいろなお花を見つけたことを書いてくれていました。
パンジー、チューリップ、タンポポと、それぞれにたっぷり用紙一枚を使って、
そのお花の美しさや色について、丁寧に表現してくれていました。
絵も、タンポポの鋸歯状の葉の形や、チューリップの大きな花弁など、
それぞれのお花の特徴をよく捉えたものでした。
今日は前回の続きで、森に入ってブランコなどアスレチックづくりの続きです。
前回は、作るのにちょうど良い樹を見つけて、
その上に架け渡せるような枝を探して、少し遊んだところで時間となっていました。
T君は、前回配ったロープの結び方のプリントを、縮小コピーしてカード状にして、
ポケットに入るようにすればいいのではないか、と言ってくれました。
いいアイデアなので、外に出る前にそれを作って持っていきました。
前回の場所へ向かう途中、タケノコを見つけました。KちゃんとY君、T君は、
競うように抜いて、手に持って歩きます。
また園庭の手前の石段でY君は、アリが幼虫を運んでいるのを見つけました。
小さな白い幼虫を大きなアリが一匹で運んでいます。
みんなでそこにしゃがみ込んで、しばらく行く先を追いました。
前回と同じ場所へ行ってみると、ちゃんと前回とっておいた木が同じ場所にあって、
すぐに続きの作業に取りかかることができました。
軍手をはめて、長すぎる枝がある場合はのこぎりで切ったりして、
樹に枝を架け渡していくと、まるで「秘密基地」みたいになってきました。
結び方のカードを見て、樹の上から降りるためのロープを垂らしたりもしました。
とっかかりが結び目だけでは心許ないので、
途中に短く切った木の枝を結びつけてハシゴのようにしました。
また、水平にのびた太い枝からロープを垂らして、ブランコも作りました。
樹が丈夫なので、みんな安心して遊んでいました。
ブランコの作り方は、T君が工夫して、とても乗りやすいものができました。
なんと「こぐ」こともできます。
そうこうしているうちに、あっという間に時間はやってきました。
みんな今日もなかなか帰ろうとしてくれなかったのですが、
そこをきちんとしなければいけないのが、大切なことであり、また辛いところです。
Kちゃんが「ハンモックをつくってみたい!」と言ってくれたので、
次回はそれにチャレンジしようと思っています。
しぜんのクラスのレポートは、自分の子ども時代の経験と重なり、さまざまなことを思い出させてくれます(私の場合、「舞台」もほぼ同じですし・・・笑)。上にお書きになった以外にも無数のエピソード、子どもたち同士の会話や独り言、先生とのやりとりなどがあるのですね。子どもたちの目の輝きが見える思いがします。